キラリと、おしゃれ: キッチンガ-デンのある暮らし

  • ミネルヴァ書房
3.62
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本棚登録 : 154
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623049127

作品紹介・あらすじ

野菜を育て、機を織り、季節とともにていねいに暮らす素敵な夫婦の、明日へとつながるメッセージ。

感想・レビュー・書評

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  • 建築家夫妻のキッチンガーデンのある暮らしを描くエッセイ。キッチンガーデンの四季の描写も素晴らしいですが、昭和30年代からの日々の暮らしを物語る部分もいい。

  • 雑木林や竹林を作ったり、全ての食べる野菜を作ったり、、、
    素敵な暮らしの描写がいい。
    暮らし方を完全に真似するのはなかなか難しいかも知らないけど、こんな生き方も素敵だなあ。

  • 目指したい暮らし

  • 映画「人生フルーツ」のモデルとなった津端夫妻の著作(主に妻の英子さんの著)で、結婚してからキッチンガーデンを始めるまでの話と、キッチンガーデンを始めた後の畑での気づきが書かれています。

    ちなみに、キッチンガーデンというのは、食べられる野菜などをガーデニングで育てることを言います。

    第1章で主に、キッチンガーデンを始めるまでの話、
    第2章、第3章でキッチンガーデンの話が描かれています。

    以下感想です。
    ーーーーーーーーーーー

    第1章で感じたのは、妻英子さんの夫への想いの複雑さ。

    (夫の)「独りよがりのロマンチシズム」というコラムタイトルがあったりして夫の身勝手さに対する思いがある一方で、献身的に夫に尽くす。仲が悪いわけではなくて、昔の夫婦生活はそういうものなのかなと思いました。

    第2章、第3章で感じたことは、キッチンガーデンを本格的にやると、毎月畑作りでやるべきことがあるのだなということ。

    著者は「野菜はキッチンガーデンで採れた野菜だけを食べる」としていてスーパーに行かないといいます。

    結局は天日干ししたドライ野菜にすることでそれを実現したというのも驚きでした。

    本書では、野菜の育てかたや採れた野菜の料理の仕方や保存の仕方なども書かれています。

    ーーーーーーーーー
    キッチンガーデンをちょっとやってみるという人は多いですが、キッチンガーデンの野菜しか食べないという人はなかなかいないので、知識も経験も段違い。

    読むとガーデニングに必要な様々なノウハウを知ることができます。自分は、本書を読んでキッチンガーデンへの想いが募りました!

    キッチンガーデンに興味のある人や、人生フルーツを見て津端夫妻の人生に興味を持った方などにオススメです!

  • 「人生フルーツ」を観て感銘を受けたので津端ご夫婦ご執筆の本を2冊ほど買ってみたうちの1冊。
    こんなにいろいろな本が出ていたとは。これは10年前の本だし、もっと昔からも出ていたいみたいね。ミネルヴァ書房さん、先んじて出版されていたのだと知り、やるなあと思った。
    ただし今はビジュアル重視の他の出版社の本に押されている模様だし、この本も編集がちょっと甘いなあと思う部分が…(これについては後述)。

    本を愛読されていた方にとっては、映画は活字や写真で膨らませていたイメージを実際に観られて感激、だったのでしょうね。わたしは逆だったので、ああ、映画に出てきたお話だ~と思いながら読みました。

    この本は英子さんによる文章主体で、しかもかなり文章量があるので読み応えあり。
    英子さんのお育ちや結婚されてからのご夫婦の歩み、お孫さんのはなこさんのこと、キッチンガーデンのことなど、とてもよくわかりました。
    他の本読まなくてもこれで十分では?と思うくらい。夢中になって楽しく読んで、ふせんだらけになったし、買って良かったと思える本ですが、上に書いた通り、編集が甘いのが少し残念。
    例えば単純な間違い。孫のはなこさんが好きだったというやかまし村シリーズ、ノルウェーと書かれていますが、スウェーデンです。
    お好きな食器として挙げられているダンスクはデンマークの食器と書かれていますが、アメリカの食器です。
    著者が間違えるのは当たり前。これを調べて訂正するのは編集者の仕事です。

    あと内容がかぶりすぎ。何度も同じ話が出て来る。もっと整理して重ならないようにするべきだと思う。これも編集者の仕事。

    この本の編集者は何してたんだろ。しかも10年間も初版のまま5刷りまでいっているのには呆れてしまった。なんで改訂しないのか。
    こういう本を平気で売る出版社は、そのうち信用をなくしていくんじゃないかしら。

    ずいぶん前から津端夫妻の本を出していて、目の付け所は良かったのに…残念です。

  • 読了した本が30冊ほど、感想を書かれるのを待っている状態・・・
    なんとかゴールデンウィーク中にしたいなぁ~

    付箋部分を抜粋します

    ・「愛するとは、いっしょに同じ方向を見ることです」(サンテグジュペリ)(p8)

    ・愛情もまた、絶えず手入れをし、改造をし、「釘を打ち直し、接目を緊め直し、誤解を解かねば」
     長持ちしないというモーロアの警句(p25)

    ・「何でも、手間ひまかけてつくったものがおいしいのよ」(p46)

    ・「老いるというは不変のものの変化を感ずること」といったのはヴァレリー(p51)

    ・「まず、始めなさい。その上で、理論も分析もすることです。どんな仮説にも結論はつく」(p58)

    ・自立の意欲を失わないためには、いつでも誰かの役に立つ働きを心がけなければ。
     「自分一人のためには、人間って、生きられないんだなあ」としみじみ思いました(p63)

    ・だいたい贅沢というのは高価なものを持っていることではなくて、贅沢な精神を持っていることである(p119)

    ・楽しみを与え、生命を与えるのは、細部(ディテール)である(p140)

    ・だから決めた できれば長生きすることに 年をとってから凄く美しい絵を描いた フランスのルオー爺さんのようにね
     茨木のり子「おんなのことば」(p188、225)

    ・「一番大切なのは、ていねいに毎日を生きることよ」(p237)

  • 庭で野菜を育てたり、それを料理に使ったり、知り合いや家族に宅急便で送ったりと現代風の田舎暮らしを実践されています。
    自然とともに丁寧に生きる津端夫妻の姿はどこか懐かしいような、憧れに似た気持ちを感じさせてくれます。

  • 都会での田園生活をおくる、つばた夫妻の素敵な毎日

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