社会学の方法:その歴史と構造 (叢書・現代社会学 5)

著者 :
  • ミネルヴァ書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623061242

作品紹介・あらすじ

社会学はどう使えるのか、どう使うべきなのか。本書は、教祖デュルケーム、天才ジンメル、巨匠ウェーバー、伝道師パーソンズ、達人マートン、鬼才ルーマンという六人の「偉大な社会学者」たちの人生と著作を通じて、社会学の形成と展開をたどるとともに、それをふまえて現代社会学の地平を見渡し、現代の社会を描く方法を解き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • ◎こころ:社会学の巨人たちはどのように方法と苦闘したか。
    ○ツボ:原因を同定するにはどうすればいいのか。
    ☆問い:あなたの研究で明らかにしたい原因を一致法と差異法でどう説明できる?

  • より好み学説史。

    【版元】
    著者 佐藤俊樹
    ジャンル テキスト > 社会
    シリーズ 社会 > 叢書・現代社会学 5
    出版年月日 2011年09月30日
    ISBN 9784623061242
    判型・頁数 4-6・472ページ
    定価 本体3,500円+税

    社会学はどう使えるのか、どう使うべきなのか

    本書は、教祖デュルケーム、天才ジンメル、巨匠ウェーバー、伝道師パーソンズ、達人マートン、鬼才ルーマンという六人の「偉大な社会学者」たちの人生と著作を通じて、社会学の形成と展開をたどるとともに、それをふまえて、現代の社会学の地平を見渡し、現代の社会を描く方法を解き明かす。
    http://www.minervashobo.co.jp/book/b93386.html

    【目次】
    目次 [i-xi]

    序章 社会学の使い方 001
    0.1 常識をうまく手放す
    0.2 社会学の系譜
    0.3 社会学ができること

     第Ⅰ部 社会学の形成と展開029
    第01章 社会を観察すること――社会学とは何か 031
    1.1 社会学の奇妙さ
    1.2 観察者と対象
    1.3 距離感とまなざし
    注 

    第02章 始まりのデュルケーム――二重の少数派として 051
    2.1 〈今の社会学〉の誕生 
    2.2 こちら側/あちら側 
    2.3 政治と制度 
    注 074

    第03章 目に見えるモノと見えざるもの――科学の視線と方法 079
    3.1 因果をつきとめる
    3.2 論理を組み立てる
    3.3 部分と全体
    3.4 社会の過剰さと社会学
    注 118

    第04章 ジンメルの問いの平面――社会と形式 123
    4.1 もう一つの起源
    4.2 「形式」の思考 
    4.3 
    注 149

    第05章 ウェーバーの旋回――実証と比較 151
    5.1 方法の巨人 
    5.2 仮説と検証(その1)――事実を見出す
    5.3 限定された知として
    注 185

    第06章 パーソンズと機能主義――理論社会学の地平 189
    6.1 ピューリタンの末裔
    6.2 構造機能主義の提案
    6.3 『社会が社会をつくる』とは?
    6.4 理論社会学という視座
    注 220

    第07章 マートンの視点と手法――当事者と観察者の間で 223
    7.1 海を越え街を超え
    7.2 機能主義を差し戻す――機能と因果
    7.3 機能分析の使い方
    7.4 仮説と検証(その2)――社会を取り出す
    7.5 方法の意義
    注 260

    第08章 到達点と転回――ルーマンをめぐって 267
    8.1 旅路の終わり
    8.2 等価機能主義の視座
    8.3 因果と意味の収斂
    8.4 意味の境界作用
    注 304-

     第Ⅱ部 現代社会学の地平 307
    第09章 内部観察と自己論理 309
    9.1 社会学の現在
    9.2 内部観察と自己論理
    9.3 脱逆接化の技法
    注 326

    第10章 制度と自己産出 329
    10.1 『社会が社会をつくる』再訪
    10.2 社会における自己産出
    10.3 制度とシステム
    注 349

    第11章 システムの時空 353
    11.1 自己産出として描く
    11.2 社会の見え方のちがい
    11.3 自己産出系の「中範囲」
    注 379

    第12章 機能分化と自己記述 383
    12.1 二つの演習課題
    12.2 社会の自己記述
    注 401

    終章 社会学はなぜ必要なのか 405
    13.1 最後の問い
    13.2 とりあえずの答えとして

    六人の社会学者の文献案内 [417-426]
    あとがき(二〇一一年六月 佐藤俊樹) [427-434]
    参考文献 [8-24]
    索  引 [1-7]

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784623061242

  • 2011年、冬学期ゼミ文献。

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著者プロフィール

東京大学大学院総合文化研究科教授

「2023年 『メディアと社会の連環』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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