おもしろい! 日本の畜産はいま:過去・現在・未来 (シリーズ・いま日本の「農」を問う)

  • ミネルヴァ書房
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本棚登録 : 13
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623073061

感想・レビュー・書評

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  • 研究者、牧場経営者、獣医コンサルタントや 各種の専門の方々の 視線からの畜産業について論じている本でした。

    最初は 教科書を久しぶりに読んだような気がしました(笑)
    読むうちに 懐かしい~~
    黒毛などや ヨークシャーとか 白色レグホーンとか、、、
    学生時代の記憶が蘇ります~~(笑)

    面白いなぁって思った内容は
    ヒトデって 海にいて 何でも食べちゃって 
    困り者で 切っちゃうと また再生して増えちゃうくらい 強い奴で どうにもならないと思っていたんですが
    なんと 肥料になるのですね~~ 知らなかった~~
    もしかしたら 畜産業では 当たり前の事かもしれないけど、自分にはとても嬉しい情報でした。

    そして、前から 農協ってさぁ~って 思っていたんですが、この本の中でも お金貸していて 返済も滞った事がないのに農協の合併とやらで 全額返金せよ~なんて 急に言ったそうです。
    まぁ~ ひどいですね~~

    海外の事も書かれていました。
    海外の農業試験所みたいな場所は 大学とかから 研究費がでるんじゃなくって 自分でお客さんを見つけて 捻出するそうです。
    だから すぐに実践に役立つ研究を必死でするそうです。(そうしないと お金もらえないから) そういうのって 緊迫感があっていいけど、日本でやったりしたら データの改ざんとか ありえそうなので あまりよくないかもしれないですね。でも、毎年 黙っていても研究費がくるという 生ぬるい状況は あまり好ましくないかもしれませんね。

    バイオセキュリティーという 事も かなり重要で 鳥インフルエンザなどで 大量の鳥達が 処分されるのは 悲しいですよね。
    そおういうことを 未然に防ぐシステムを 今後は 地域全体でやっていくのは 必須という事でした。

    今後 TPPとかで日本の農畜産物はどうなっちゃうんだろうと危惧していますが 日本の安心安全な農畜産物を効率良く生成できるようになって 
    農家の人達が安定した 収入が得られれば 
    海外の安いものが入っても大丈夫かと思います。

    食材を輸入にだけ頼っていたら 急に 全く手に入らなくなったら・・・
    それを考えると とても怖いので、今後の日本の人の命の為にも 農畜産業には元気でいてもらいたいと思っています。

  • ●日本の畜産の最前線を各分野の専門家が語る。牛・豚・鶏についての畜産業について、おもしろい知見があった。

  • 2015年12月新着

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著者プロフィール

京都大学大学院農学研究科応用生物科学専攻 教授

「2009年 『耕畜連携をめざした環境保全型畜産システムの構築とその評価』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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