- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623081295
作品紹介・あらすじ
教師が子どもに呼びかける言葉ひとつで、子どもの学びやコミュニケーション能力は大きく変化する! 実際に教室で行われた多くの授業の事例を用いながら、具体的な言葉を紹介し、どのように子どもたちが学びを進めていったのかを分かりやすく解説する。小学校?高校の教員はもちろん、保護者にも広く読んでもらいたい、自ら主体的に学ぶ子どもを育てるための手がかりとなる1冊である。[原著:Peter H. Johnston(2004)Choice Words: How Our Language Affects Children's Learning. Stenhouse Publishers.]
感想・レビュー・書評
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生きるということは、言葉の上に立っていることを意味する。
よりよく生きるためには、あなたは自分の言葉を変えなければならない。-ケンドリック•スミサイマン p.199
本書の内容を端的に著した引用だ。
この本に書かれていることは、明日使えるネタを求める教育者には、響かないかもしれない。
だが、以下に教師の言葉や態度が、子どもたちに影響を与えているか考えさせられる本だ。
教師自身の信念は何なのか、どのように生きたいのか、どのよつな学び手でありたいのか?
そういった問いをまず教師自身が考える必要がある。
教育関係者必読。
自分の求めるありかたと教室の姿•実践が
一致しているか、よく考えなければならない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
値段に見合う満足感や学びはなかった。まずは、言葉を精選していく場面が、読み書きの授業と非常に限定的であること。それから、基本的には対話を前提とした言葉かけについて書かれているので、よく喋る小学生に対しては有効なのだろうが、言葉少なになってくる中学生に対してはあまり有効とは思えないこと。次にこの本そのものが散文的に書かれていることが学びを薄いものにしていると思う。他者との相違に気付かせたり、自分をメタ認知させたり、結果に辿り着くまでの過程を意識的に言葉にさせ、その妥当性を検証させたり、言ってることは最もなのだが、アプローチの仕方が、あまり参考にならなかった。残念。