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- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784624011963
作品紹介・あらすじ
京都学派の経済哲学者として知られた梯明秀の本格的研究書。梯の戦時下における哲学の再評価と創造的復権をめざして、形而上学批判と根源的自然の復権というまったく新たな視点からその意義と射程を明らかにしようとする力作。マルクス、レーニン、ヘーゲル、マッハ、メルロ=ポンティ、さらには西田幾多郎、三木清らの哲学をひろく参照しながら梯の物質哲学の深層構造を探り、フクシマ原発事故を踏まえて、現代の資本主義と科学・技術工業文明の根底にある形而上学への批判を展開し、梯哲学の根底にある物質哲学とは何かを解明する。