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- Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
- / ISBN・EAN: 9784624300708
作品紹介・あらすじ
ナチのイデオローグでもあった公法学者カール・シュミットが古典古代以後2000年におよぶ歴史のなかから鋭く抉り出した概念の根本規定。激動の現代世界にあらためて蘇った怖るべき洞察の書。
感想・レビュー・書評
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近代国家論における「独裁」概念の特異なあり方、および実際の政治史における「独裁」概念の機能を包括的に問うた研究。コゼレックがたびたびこの書を概念史的研究のモデルと名指すように、個々の理論家や独裁者と見なされた人々における独裁概念を当時の思想連関などから綿密に解明しつつ、通時的に独裁概念が機能変遷を遂げてきたことを力強く論証している。しかも、その際に中心となっているのは、法秩序を維持するための委任独裁から、主権独裁への概念変遷がフランス革命において現出し、それが戒厳状態における政治の問題に直結しているという連関である。
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