即興術: シアターゲームによる俳優トレーニング

  • 未来社
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784624700867

作品紹介・あらすじ

906年シカゴ生まれのスポーリンは、30年代大恐慌時代のシカゴで、移民の子どもたちに演劇を教えていた。しかし、彼らのなかには英語の苦手な子どもも多かったため既存の指導法では対処しきれず、演劇にゲーム的要素を交えて教えてみたところ、予想以上の効果をあげ、以後新たな問題に直面するたびに新しいゲームを考案していくこととなる。これがシアターゲームの始まり。多文化主義を背景にその手法を確立し、『被抑圧者の演劇』のアウグスト・ボアール、フィリピンのPETAなど、社会的演劇を実践しようとする世界中の演劇人たちに影響を与えているスポーリン。その主著はまた、教育、福祉、心理学の現場や非言語コミュニケーション研究、はては企業新人教育、スタンダップ・コメディにまで幅広い分野に応用されている。いま注目を集める、身体表現によるワークショップ=シアターゲームのバイブル。待望の邦訳、満を持して登場!
目次
■理論と基本概念 Theory and Foundation
第1章 創造的体験 Creative Experience
第2章 ワークショップの進め方 Workshop Procedures
■エクササイズExercises
第3章 オリエンテーション Orientation
第4章 場所/どこで Where
第5章 全身を使った演技Acting with the Whole Body
第6章 非演出的ブロッキング Non-Directional Blocking
第7章 意識を研ぎ澄ませる Refining Awareness
第8章 テレビ・ラジオと技術効果
第9章 シチュエーションの題材を作る
第10章 話し方と仕上げのエクササイズ Speech and Rounding-Out Exercises
第11章 感情 Emotion
第12章 キャラクターCharacter
 付録1 新しいエクササイズ
 付録2 伝承あそび
 付録3 最初のワークショップ・セッション
原注
解説 シアターゲームの発展 大野あきひこ
訳者あとがき

感想・レビュー・書評

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  • 読了というのも変な気がするけれど一通り目を通したので。また折を見てめくることになる本です。

    芝居をする側の表現訓練方法よりも、エデュケーター、ファシリテーター側への参考書。
    難しい翻訳に対しての意訳註釈も多くて決して読み物として良いわけでは無いけれど、その独特のキーワードが優れている。“フォーカスする”を始めとする投げ掛けは、対こどもワークショップが基だからか高度なのに判りやすい。

    あとは単純にデザインが好み。
    この手の本を何か一冊、というだけの気持ちで並んでいるものを見た時、特に目指すものもなかったせいで困った。仕方が無いからパッケージ買いしたところアタリだった。いま欲しいものだったので良かった。メンタル部分の訓練、表現する、身体を詩にするための取っ掛かりには持ってこい。

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