フィギュール (ポイエーシス叢書 18)

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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784624932183

作品紹介・あらすじ

R・バルト亡きあとフランス文学理論を代表する論客ジュネットの主著。構造主義的文学批評、記号論的分析、新しい修辞理論を擁して、文学から現代思想に及ぶ領域を読解する。

目次
逆にもなりうる世界
ナルシス・コンプレックス
《鉄の下に金が落ちる》
プルースト パランプセスト
定着された眩暈
マラルメの幸福?
空間と言語
牧歌にひそむ蛇
文学的ユートピア
心理読解
ベルクソン派モンテーニュ
構造主義と文芸批評
ことばと不思議
記号の裏面
文彩
フロベールの沈黙
誇張の修辞法
文学としての文学
訳者あとがき

著者プロフィール

○著者 ジェラール・ジュネット
Gérard Genette/1930 年にパリに生まれる。高等師範学校を卒業したのち、高等研究実習院(後に社会科学高等研究院)ならびにニューヨーク大学で長く教鞭を執る。1970 年にツヴェタン・トドロフらと創刊した詩学専門誌『ポエティック』の編集委員を務めつつ多数の著作を発表し、構造主義以降のフランスを代表する文芸批評家、文学理論家として活躍した。特に「物語のディスクール」(『フィギュール』)で提示した物語論は、その後の文学研究に大きな影響を与える。1990 年代以降は分析美学の影響下に研究対象を文学から芸術全般にひろげ、美学に関する著作を発表。晩年には独自の形式をもつ自伝的書物を著した。2018 年死去。代表作に『フィギュール』(全5 巻、1966〜2002 年)、『ミモロジック』(1976 年)、『パランプセスト』(1982 年)、『芸術作品』(2010 年)、『バルダドラック』(2006 年)などがある。

「2022年 『メタレプシス 文彩からフィクションへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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