ドイツ的大学論 (転換期を読む 25)

  • 未来社
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  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784624934453

作品紹介・あらすじ

1810年、ベルリン大学創設――
創設200年を経て再発見された大学論の古典

1806年のナポレオン1世との敗戦で意気消沈していたプロイセンが、自国の精神復興政策として推進したベルリン大学の開設。ナショナリズムの熱気が沸くなかで、言語学者フンボルトや哲学者フィヒテなど多くの知識人が大学の理念を語った。なかでも、1808年に公刊された本書はとりわけ大きな影響力をもち、大学の近代化論の先駆けとなったにもかかわらず、その意義は長く看過されてきた。近年の研究で注目を集める古典を、最新の研究成果に基づいて翻訳する。

感想・レビュー・書評

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  • 古典大学論のなかでも群を抜いておもしろいんじゃないかな。ポピュラーもの書きとして上手だった、みたいなのが伝わる気がする。

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著者プロフィール

フリードリヒ・シュライアマハー(Friedrich Daniel Ernst Schleiermacher, 1768-1834)ドイツの神学者、哲学者。敬虔主義と啓蒙主義の双方の影響下で自身の神学を確立する。牧師を数年間勤めたあと、1804年にハレ大学神学部に就任。06年、ナポレオンによりハレ大学が閉鎖されると、翌年ベルリンに召還され、ベルリン大学開設計画に携わる。09年からフンボルトと協同する。創設後、神学部教授に就任。邦訳に『独白』(木場深定訳、岩波文庫、1995年)、『神学通論(1811年/1830年)』(加藤常昭・深井智朗訳、教文館、2009年)、『宗教について――宗教を軽蔑する教養人のための講話』(深井智朗訳、春秋社、2013年)ほか。

「2016年 『ドイツ的大学論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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