ロバストデザイン ROBUST DESIGN-「不確かさ」に対して頑強な人工物の設計法

  • 森北出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784627669512

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  • 161112 中央図書館
    ロバストデザインとは、<span style='color:#ff0000;'>ロバスト性を確保するために最適な手段を選定し、設計解としての人工物を導く設計</span>のことである。
    設計目標となる機能特性は「<span style='color:#0000cc;'>目標特性</span>」である。目的特性に関与する因子のなかで、設計者が制御可能な因子を「<span style='color:#0000cc;'>制御因子</span>」、制御不可能な因子を「<span style='color:#0000cc;'>誤差因子</span>」とよぶ。これらの<b><span style='color:#ff0000;'>3つの関係式が目的関数</span></b>となる。従来の最適化法では、目標特性が最大値あるいは最小値となる設計変数が設計解となるが、ロバストデザイン法においては、目<b><span style='color:#ff0000;'>標特性の変化量が小さいなど、ばらつきに対してロバスト性を有する解を設計解とすることを基本</span></b>とする。
    ロバストデザイン法は、実験計画法の流れを汲む「実験に基づくロバストデザイン法」と、数理計画法の流れを汲む「シミュレーションに基づくロバストデザイン法」の二つに大別できる。前者は、パラメータ設計とその周辺の手法であり、後者は、最適化法を積極的に利用する手法である。

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著者プロフィール

慶應義塾大学教授,デザイン塾主宰。博士(工学)。
日本デザイン学会会長,日本設計工学会副会長,日本工学会フェロー,日本機械学会フェロー,基礎デザイン学会監事。CG ATRS 協会,日本インダストリアルデザイナー協会,ASME,IEEE,Design Society など。
専門:デザイン科学,設計工学,製品開発システム論。
著書:『デザインサイエンス』(丸善),『モノづくり×モノづかいのデザインサイエンス』(近代科学社),『タイムアクシス・デザインの時代』(丸善出版),『M メソッド』(近代科学社),『もうひとつのデザイン』(共立出版)など。

「2018年 『デザイン科学概論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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