生命複雑系からの計算パラダイム―アントコロニー最適化法・DNAコンピューティング・免疫システム (相互作用科学シリーズ)

  • 森北出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784627850217

作品紹介・あらすじ

生物の自律適応型のメカニズムを利用し、より柔軟な人工システムをいかに構築するのか?アリの群行動を利用した計算手法のアントコロニー最適化、優れた計算能力をもつコンピュータの構築を目指すDNAコンピューティング、免疫システムの機能を模倣した免疫アルゴリズムを解説。

感想・レビュー・書評

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  • 情報工学の本なんだけど。
    その原理を生命科学としてかなり丁寧に説明してある。特に2章のDNAコンピューティングの原理とか。

    教科書とか専門書よりも若干読み物みたいなこういう本が好き。
    計算式とかプログラムコードとかあるんだけど、日本語の文章も一杯あるみたいな。

    サブタイトルにあるけど、三章から成っていて
    蟻コロニー最適化、DNAコンピューティング、免疫システム。

    蟻コロニー最適化は蟻エージェント使って巡回セールスマン問題を解くみたいな。歴史を追うように、順を追ってアルゴリズムを改良していくのを眺めてく。Wikipediaとか参考書じゃ得られない、そういうお話が読める。

    どれも生命科学からの説明が詳しいんだけどDNAコンピューティングは特にそう。もちろん理解するのに必要だけど。編者は7人いるけど5人が工学系で2人が医学博士の人。
    DNAなんちゃらィングはまだ実用的じゃないけどパズル的な面白さがある。というかこれ使ってハミルトン経路問題解こう思うのがすごいなあ

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著者プロフィール

大内 東:北海商科大学 商学部 教授

「2015年 『観光情報学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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