感性工学と情報社会: 感性工学は情報社会の課題にどう取り組もうとしているのか

著者 :
制作 : 大澤 光 
  • 森北出版
3.20
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本棚登録 : 13
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784627950214

作品紹介・あらすじ

本書は、2000(平成十二)年五月に開催した、日本学術会議の第四回感性工学学術シンポジウム(感性工学2000)で行われた講演とパネル討議の内容をもとに、これらに講演者自身が必要な加筆と訂正を加えて編集したものです。このシンポジウムでは、テーマとして「情報社会と感性工学」を取り上げ、また、村上陽一郎先生、石井威望先生、西川泰夫先生などとくに著名な講師のご参加をいただいて、大局的なそして本質的な立場から、「情報社会」に関連して、「感性工学」が解決すべき問題や進むべき方向を論じていただきました。

感想・レビュー・書評

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  • 心理学や認知科学を取り入れた開発はいまでも必要だが、当時の課題は解決しているのか?していないという気にもなる。
    この本は結論を提示しているわけではなく、方向性について議論しているところがあるので、2020年代でも得られる知見はあると思います。

  • 「感性工学」という聞きなれない言葉に惹かれて手にした一冊。2000年に行われた第4回感性工学学術シンポジウムの内容をもとに書かれています。
    一番興味深かったのは黒須正明氏の「人間中心設計と感性」。機能ばかりが追及されるがそうやって作られた製品は本当に私たちの生活を豊かに、幸せにしているのか?という指摘に大きく頷きながら読みました。やはりものづくりには心理学は欠かせない!と強く思いました。

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著者プロフィール

1936年東京生まれ。科学史家、科学哲学者。東京大学教養学部卒業、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。東京大学教養学部教授、同先端科学技術研究センター長、国際基督教大学教養学部教授、東洋英和女学院大学学長などを歴任。東京大学名誉教授、国際基督教大学名誉教授。『ペスト大流行』『コロナ後の世界を生きる』(ともに岩波新書)、『科学の現代を問う』(講談社現代新書)、『あらためて教養とは』(新潮文庫)、『人間にとって科学とは何か』(新潮選書)、『死ねない時代の哲学』(文春新書)など著書多数。

「2022年 『「専門家」とは誰か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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