- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634150379
作品紹介・あらすじ
春に花、夏に青葉、秋に落ち葉、冬に雪。あたりまえの季節のうつろいを素直に映しこんだ繊細な色の数々。
感想・レビュー・書評
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帯文:”名も知らぬ色に、王朝人、武者、江戸っ子たちが磨きあげた美意識が込められている。”
もくじ:はじめに、[赤]、紅梅色、蘇芳色、…他、[黄]、鬱金色、紅鬱金色、…他、[緑]、萌葱色、松葉色、…他、[青]、瓶覗 覗色、…他、[紫]、桔梗色、紫苑色、…他、鳥にまつわる色、人物にまつわる色、花にまつわる色、江戸時代に流行した鼠色、…他詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全ページカラー刷りの色鮮やかな内容である。日本の美しい風景がカラーで掲載されていたり、色と日本の古くからの文学を関連させてよりイメージを持ち易くなったりと、色に全く興味がない人でもぱらぱら読んでみるだけで楽しめると思います。もちろん色に興味のある方は尚更色に魅了されてしまうでしょう。
(教育学部 国語専修)
古くから日本に存在する数々の色。現代の私たちでは、今いち想像しにくい色もあります。「猩々緋」とか、「かち色」、「木賊色」など。234色の色見本がついて、とてもわかりやすい、日本の色の図鑑のようなこの一冊。手元においておきたくなるはずです。
(教育学部 国語専修)
珊瑚色・萌黄色・黄櫨染、あまり聞いたことがないかもしれないがこれらは日本の伝統色の一部なのだ。現代では忘れさられている色たちの中には、何とも言えない味わいを持った者がいくつもある。血で染めたような赤もあれば、桜の花のように淡い赤もある。自分のお気に入りの色を見つけてみてはどうだろうか。
(外国語学部 外国語学科)