- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634152076
作品紹介・あらすじ
1960年代以降、アフリカ・南米地域を中心に多くの国が独立し、ヨーロッパでは、冷戦の終結に伴い、東西ドイツ統一、ソ連崩壊、ユーゴ紛争が起こり、この60年で、世界地図は大きく塗り替えられました。
本書では、具体的に地図のどこが変わったのか、何が変わっていないのか、貴重な60年前の地図と現在の地図を並べてくらべられるようにしています。
さらに解説部分では、国名、国境の変化にまつわる事件、戦争、領土問題、人種問題などにふれていますので、世界史への理解も深まります。
感想・レビュー・書評
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比べてみると、言われてみると
あら、違う!って発見。
学校で習った国名も変わってたりと。
世界で起きたこととかも書かれてて勉強になりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世界地図で1962年の地図と現在(2021)を比べる。大陸ごとに区切り、60年間の変化の説明が付く。この説明が簡潔で簡単な歴史記述になっている。この60年の間にあのソ連崩壊があったのだなあ。
冒頭には1945年からの写真のついた簡単な世界史年表と、巻末には1962年~現在の世界の国名一覧表。分裂したり、微妙に変わったりしているので、これが矢印で示され分かりやすい。
地図は二宮書店の学校用地図帳「高等地図帳」から引用した60年前と現在の地図から同じ範囲を掲載。60年前の地図は鉄道が白黒のあの地図記号がやけに目立つ。現在のは鉄道は細い線でちょっと目立たない書き方。
2021.11.24第1版第1刷 図書館 -
本書は、二宮書店刊の『高等地図帳』の1962年発行と2021年発行を比較して、この60年間で世界がどのように変わったのかを明らかにしたものである。
私は現在プレ還の世代だが、(世界)地図帳が大好きで、子供の頃は何時間でも飽きることなく眺めていたもので、かつ、60年前と言えば、まさに自分が生まれた頃で、当時の世界がどのような姿だったのかがわかるものであることから、本書を書店で見て即買いした。
因みに、1960年代前半というのは、日本では高度経済成長時代を迎えて、東京オリンピックが開かれ(1962年)、世界では、アフリカの多くの国が独立を果たし(1960年には17ヶ国が独立)、また、東西ベルリンの交通遮断(ベルリンの壁/1961年)、キューバ危機(1962年)、米国のベトナム北爆開始(1965年)など、東西冷戦の構図が明確化されたような時期である。
ページをめくってみると、1962年版の地図の少しくすんだような色がたまらなく懐かしく感じられ、また、現在では統合・分裂したり、名前の変わった国も少なくないことを再認識するのだが、本書ではまた、二つの地図を比較するだけではなく、国名・領土の変化にまつわる事件や戦争、領土問題、民族問題などの解説も付いていて、この60年間に世界がどのような歴史を辿ったのかを振り返ることができ、一層興味深く読むことができた。
今この瞬間においても、ロシアがウクライナに侵攻するという信じがたい暴挙に出ているし、その他にも戦争、領土問題、民族問題が続いている地域がある。多くの場合、それらに対して、日本国内に住む我々にできることは(残念ながら)限られるのだが、大事なことは、それらに関心を持ち、本来どうあるべきかを、個々人が考えることなのだと思う。本書は、そのための一助にもなる一冊と言えるだろう。
(2022年3月了) -
女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000060055
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資料編 -
地図を見比べるのは楽しい。
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詳細な地図で、わかりやすく比較できておもしろかった。こういったシンプルなわかりやすさが書物にはとても大切だと思う。とても勉強になった。新しい地図帳買おうと思う!
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世界は動き続けている―地図の変化から見えてくるもの
写真でふりかぇる現代世界の変化
アジア地域
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資料編
東アジア.でも進むイスラム化
「一帯一路」構想で世界経済が激変 戦争をなくすためにECからEUへ
新たな民主化運動の形を示した「アラブの春」
冷戦終息の契機ともなった「キューバ危機」
9.11から、世界はテロとの戦いの時代に