- Amazon.co.jp ・本 (82ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634344808
作品紹介・あらすじ
アメリカは、他の工業諸国に半世紀も先がけて、1920年代前半には、自動車の世帯所有率50%を達成した。この事実は、同国における大衆消費社会の成立の早さをなにより雄弁に物語っている。本書は、その背景と同時に多方面にわたる影響を探ろうとする。革新主義は、消費社会の出現とどのような関係にあったのか。伝統的な価値観や家族・男女交際などの人間関係、娯楽のあり様は消費文化の洗礼を受けてどのように変化したのか。
感想・レビュー・書評
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T型フォードに象徴される大量生産・大量消費システムの成立だけではなく、デート、育児、離婚、映画など文化面での変化にも光を当てている。私たちがどのような時代に生きているのかを考え直すのにも有益な著作。
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(P46~47)
フォード「大企業にはどこか神秘めいたところがある」
ミルズのホワイトカラー像
企業が信仰対象となった。
「ビジネスの荒野におけるみじめな小作人」
「背広の労働者」
「社会からも、生産物からも、自我からも疎外された存在」
単にナチスの支持率の変化をみたかったとこを起点に、このシリーズに目を通してみている。
高校や大学受験の論述対策や、テーマと時代のガイドラインを掴むにはいいのだろう。
労働の価値の変化や余暇の出現あたりなど読んでると、ボードリヤール『象徴交換と死』を思い出した。 -
わかりやすい
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三田祭論文執筆でお世話になりました。