日本のモスク: 滞日ムスリムの社会的活動 (イスラームを知る 14)

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  • Amazon.co.jp ・本 (106ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634474741

感想・レビュー・書評

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  • 近くにある神戸モスクは明治時代に建設された一番古い日本のモスクだということは知っていたけれど、今現在日本のモスクがどうなっているかということについては完全に無知だった。建設にまつわる地元との軋轢や課題なども含めて、互いにどう理解を深めていくべきかについても示唆されている。ハラール認証や観光、オリンピックなど、様々な切り口から、今後イスラームを知る機会を得ることになるだろう。
    https://www.yamakawa.co.jp/product/search/?q=%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8B

    現在、日本のムスリム人口は約11万に上り、モスクも全国に80を数える。本書は「日本のモスク」への調査を通して、滞日ムスリムの社会的活動や、コミュニティの歴史と展開、そして次世代への課題を探る。

  •  イスラム教への興味が止まらない。入信したいとかではなく、その文化や歴史を知りたいと思う。
     この本には、滞日ムスリムの概数と国・目的ごとの内訳、日本におけるモスクの歴史、場所、数、モスクでムスリムたちは何をしているのか、などが記されている。2015年の本なので情報が少し古いけれど、それでも日本でムスリムの人たちがどういう活動をしているのか、どんな課題があるのか、日本人として彼らと交流するためには何ができるのか、などを知ることができて有意義だった。
     代々木上原の駅から歩いて行ける場所に、東京ジャーミイというモスクがあるらしい。ここはトルコ文化を紹介する文化センターも併設されているという。わたしがイスラムの国の中で一番興味があるのはイランなのだけれど、東京ジャーミイへは近いうちに一度行ってみたいと思っている。

  • コンパクトにまとまっている良書。自分でモスクに行く・見るときは、日本社会との関わりという視点を持ってみようと思う。

  • 【198冊目】大変勉強になる良い本だった。特に、滞日ムスリム社会が現在直面している以下の3つの課題の指摘は大変的確なもののように感じた。
    ・現在のコミュニティを次世代に引き継ぐこと
    ・「仮住まいとしての日本」から「永住の地としての日本」へ滞日ムスリムの認識は変化していく中で、特に日本で社会人として暮らしていくムスリムへの教育をどうするか
    ・滞日ムスリム社会と日本(の地域社会)との接触頻度が増えているが、いまだぎこちない

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:334.41//I85//14

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