琉球の王権とグスク (日本史リブレット 42)

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  • 山川出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (100ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634544208

作品紹介・あらすじ

太陽は東方彼方の楽土=ニライカナイから昇ってくる。世界に活力をあたえ、そして西の海に沈んだ太陽は、地底を通りぬけて、再びニライカナイから生まれでる。無限に再生を続ける太陽と国王を重ねあわせて王権を神聖化する古琉球の思想を「太陽子思想」という。これまで『おもろさうし』や文献史料で議論されてきた琉球王権と太陽子思想の成立の問題に、グスクと琉球王陵の発掘成果から追ってみる。あらたな切り口で、通説とは異なる琉球王権を論じたい。さらに、海のシルクロードの拠点中国泉州にも議論を広げる。

感想・レビュー・書評

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  • 初めて沖縄に行くことになったので、沖縄についてきちんと知ろうと図書館で関連書籍を借り漁ってきました。これは久々の読書に選ぶにしてはやや難解でしたが、興味のあったグスクがどういったものか、概ね理解できたと思います。

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著者プロフィール

1947年生まれ。沖縄県立芸術大学名誉教授。
専門は考古学・琉球史。
おもな著書・論文に、「絵図と厨子からみた首里・那覇の人口増大と都市化をめぐる問題点」(『沖縄文化─沖縄文化協会創設七〇周年記念誌─』、沖縄文化協会、2020年)、「首里那覇鳥瞰図の年代設定と描かれた景観の虚実」(平井松午編『近世城下絵図の景観分析・GIS分析』(古今書院、2019年)、『近世測量絵図のGIS分析』共編著、古今書院2014年)などがある。

「2022年 『古地図で楽しむ首里・那覇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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