海を渡った日本人 (日本史リブレット 56)

著者 :
  • 山川出版社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (94ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634545601

作品紹介・あらすじ

日本の近代史は、移民活動をぬきにしては語れません。中国人ほどの数ではありませんが、ハワイ、アメリカ本土やカナダをはじめ、メキシコ、ブラジルなどの中南米、朝鮮、満州、中国本土、ロシア極東、樺太、南洋群島、東南アジア、オセアニアと、日本人の移住先はひろい範囲におよんでいます。日本人は、いつ、どこへ移住し、どんな仕事についたか、移住先の地域の性格にどのような違いがあったか、また異民族の社会でどのような苦労をし、いかに努力して人生をきりひらいたか…。そうした関心にそって、近代日本の移民活動を全体的に見たものです。

感想・レビュー・書評

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  • OMa

  • 移民といえば日本以外の主権国家への移住を指すと考えるのが自然だと思うが,本書は満州,朝鮮,台湾などの植民地への移住も移民として扱っている。そのため,本書は労働目的で海外に移住した日本人達の状況を幅広く扱っている。

    率直に言えば読み物としては面白くないが,「海を渡った日本人」の概要を掴むためには絶好の一冊だと思う。渡航後の移民がどうなったかを示す資料は殆どないとのことなので,著者はたいへん苦労して本書を書き上げたことと思う。

    それぞれの地域の移民について詳しく知りたければ,参考文献を読むべきだろう。個人的には,南米(ボリビア,チリ,ペルー)やドミニカ,フィリピンへの移民について知ってみたいと思った。

  • 海を渡った日本人の江戸末期から近代にかけての詳しい数字や
    そのときどきの情勢等が淡々と書かれていて、資料として読むにはOK。

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著者プロフィール

岡部牧夫

「1984年 『道ばたの四季』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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