奥州藤原三代: 北方の覇者から平泉幕府構想へ (日本史リブレット人 23)
- 山川出版社 (2011年5月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (89ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634548237
感想・レビュー・書評
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夏休みの自由研究中。
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奥州藤原氏は、日本国の枠を超えて中国=宋の文化を積極的に導入し、まさに北国に独立した治世を築いた。
平泉仏教自体が京仏教の単なる模倣ではなく、きわだった自立性と国際性をもっていた。
初代清衡は、「奥州の地に戦争のない平和な世界を実現を願う」という考えのもと、中央権力との衝突を避けつつ北方政権の自立を目指した。その思想は代々受け継がれていく。
(もし、源頼朝と正面から戦っていたら、今の平泉は存在しない)
平泉が世界遺産となった今、奥州藤原氏の平和思想も忘れないようにしたい。
先に「炎立つ」を読んでいたので、史実を改めて整理する上でこの本を読む。
このシリーズ(日本史リブレット)は要点をうまく押さえていて学生にもお勧め。 -
奥州藤原氏が成立させた平泉政権を、文化や交易関係、時代背景など様々な角度から解説している。薄い本だが、内容は濃い。
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