足利義政と日野富子―夫婦で担った室町将軍家 (日本史リブレット人 40)

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  • 山川出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (89ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634548404

作品紹介・あらすじ

足利義教時代の清算として期待された青年将軍足利義政、その政治は、今参局らからの口入を体質としたため、波乱の幕開けとなる。日野重子の死後、日野富子は義政の正室として政治や文化の舞台に登場し、応任の乱中・乱後の混乱期に義政と役割を分担しつつ政権を担う。将軍家から民衆まで、猿楽能に熱中するという、混沌としつつ活気あふれる義政と富子の時代を、天皇家から民衆に至るさまざまな視点から描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 日野富子は銭ゲバ悪女、で日本史覚えてたので深く反省したい。冷静に考えれば将軍の室ならお金をもってるのは当然の事だ……。戦国の芽吹きはクジ引き義教の恐怖政治から始まっているように思う。川端康成も随筆で書いていたように私も義満の金閣寺よりも、義政の銀閣寺に惹かれた。また京都に行けたのなたら見に行きたい。

  • 義満や義教時代のこよにも触れられている。本の容量のこともあって、展開が早いかも。富子の政治経済への関与について理解を深めることができる。

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著者プロフィール

1941年、兵庫県生まれ。1969年、京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、京都橘大学名誉教授、文学博士 ※2022年4月現在
【主要著書】『山内一豊と千代』(岩波書店、2005年)、『細川ガラシャ』(ミネルヴァ書房、2010年)、『足利義政と日野富子』(山川出版社、2011年)、『室町将軍の御台所』(吉川弘文館,2018年)

「2022年 『女人政治の中世 北条政子と日野富子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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