- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634590861
感想・レビュー・書評
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<紹介文>
春日若宮おん祭は、大和国(奈良県)最大でもっとも親しみのある祭礼なのにもかかわらず、これまで本格的な通史はありませんでした。
この本は、初めての通史として画期的なもので、おん祭の歴史を通して、大和国や奈良の歴史を読み解いてみました。
特徴はいくつかあります。
①関白藤原忠通がおん祭を始めたという通説を見直し、おん祭は興福寺が始めたこと、忠通創始説は近世の言説であることを示しました。
②『春日大宮若宮御祭礼図』をもとに、それぞれの行事のもつ歴史や背景を説明しました。
③明治以後どのように変化し支えられてきたのかは、ほとんど知られていませんでした。おん祭の近代史に切り込んだという点でも、とても新しい本です。
(幡鎌一弘先生のコメント)
TEA-OPACへのリンクはこちら↓
https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00528014詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東京国立博物館 平成館 1月17日(火) 〜 3月12日(日)
特別展「春日大社 千年の至宝」講演会へ〜 Myブログ「パそぼのあれこれフリーク:Part2」
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春日大社について 下調べ。
本書は、これまでに読んだ「春日大社」の本とはだいぶ趣が違います。
タイトル通り「春日若宮おん祭り」についての かなり詳細な検討が書かれています。
まずはどういういきさつで始まったのか、文献から詳しく検証していくところから始まり、当時の政治・権力について。
面白いのだけれど、ちょっとマニアックかも、と 初めのほうを読んだだけで中止。
「春日若宮おん祭り」について、もっと思い入れがある人なら面白く読めるでしょう。
2017/02/04 予約 2/5 借りて読み始める。少し読んで中止。
祭礼で読み解く歴史と社会: 春日若宮おん祭りの900年
内容と目次・著者は
内容 :
春日大社や興福寺がにぎわう、奈良最大の祭礼「おん祭」。
約900年にわたって続いてきた「おん祭」を通して、奈良の歴史や社会の変遷、寺社の役割、伝統芸能などを明らかにする。
図版も豊富に収録。
目次 :
第1章 おん祭の成立
第2章 流鏑馬と武士
第3章 田楽と僧侶
第4章 中世から近世へ
第5章 『春日大宮若宮御祭礼図』を読む
第6章 近代の祭り
終章 現代のおん祭
著者 :
幡鎌 一弘
1961年大阪府生まれ。天理大学おやさと研究所教授。著書に「寺社史料と近世社会」など。
安田 次郎
1950年奈良県生まれ。お茶の水女子大学名誉教授。放送大学客員教授。著書に「中世の奈良」など。