- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634592018
作品紹介・あらすじ
「地理」は、自然から人間の営み、地球上のあらゆる現象まで扱う幅広い学問です。
地図をつくるための測量には数学的思考が必要となり、自然環境の基本となる地形や気候を知るには地学などの理科的な知識も必要となります。
本書は、そうした理解しにくい理系的思考部分を数式を使わずに図解化し、概念的に理解できることを目指しました。
「地理嫌い」をなくすために、極力平易に、図を多用して「読んでわかる地理」をめざしました。
感想・レビュー・書評
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本当に基礎が学べる。
地理を学ぶとは、から始まり、地理を教える際のポイントまで解説されている。
私たちは世界をどう理解していて、どのように表現してきたか、また表現しているのか。さらりと述べられている部分でも色々学ぶことが多かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全ページを読んだわけではないが、地図の特性による分類や投影法による分類を勉強できた。
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ある場所の風景からそこで見えるさまざまなことを観察し、その原因となっている事柄を想像できるようになると、「なぜ、それがそこにあるのか?」「その地域の特徴を決めているものは何か」「どうしてそのような特徴になっているのか?」という地理学的なものの見方の面白さを味わうことができます。
P57 -
高校地理に沿った内容ではないけど、地理を学ぶ上で知っておきたい基本的なこと、専門ではない教員が教える際に持つべき視点などが簡潔にまとめられています。歴史学の視点からどのように地理教育を考えるか、じっくりと考えたいと思います。
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地理を学ぶ入り口に。
地図のあり方や今のデジタル恩恵の話に教育現場が変わる話をまとまってコンパクトに読めるのでお得。
いろんな地図の使い方や想像の範囲が広がるので巻末にある参考文献を片っ端から読みたいぐらいには
地理の視野が広がった。
前半から中盤は教科書にように勉強になり、後半はGISの今が見えてきて地図の活用にワクワクできる。 -
地理は人文地理=マーケティングなど経済分野か 自然地理=地学的分野と重複 の2面性から高校社会科教員の中で、歴史教員からも地理は別扱いであった。しかし、歴史も地理的要素がある=地政学 今は、地歴で世界史のほかに1教科で日本史か地理で分かれるが、地理的知識も歴史理解には必要だと思う。この本は、自然地理的知識を得ることができた。
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そもそも地理必修化のことを知らなかったわけだが、その必修化に伴い、教える側に立たなければならない人野多目の入門書のイメージ。
まさに複合的な分野であり、自然も、社会も考えていかなければならない学問だなと改めて思える、地理としては基本になる部分を、ひとつずつ触れている。
国土地理院の名前だけは100%覚えられるよ。 -
知らないところをうろうろするのが好きなので、基礎を知っておこうと読んでみた。可愛い表紙だが中身は結構難しい。GISの活用でジョン・ハンケさんの記述があるのがすごい。Google Earthってやっぱり革新的だよね。