ヤマケイ文庫 完本 マタギ 矛盾なき労働と食文化

著者 :
  • 山と渓谷社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784635048958

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  • 田中康弘『完本 マタギ 矛盾なき労働と食文化』ヤマケイ文庫。

    『マタギ 矛盾なき労働と食文化』と『マタギとは山の恵みをいただく者なり』を合本、文庫化した贅沢な作品。著者の田中康弘は15年以上にわたり、秋田県北秋田市阿仁地区のマタギたちの猟や生活風景を取材し、記録している。

    日本の山里の元風景を残す阿仁地区。人間の知恵を駆使し、常に自然に畏怖、感謝を忘れずに自然の恵を受けながら暮らすマタギたちが羨ましい。秋田にはまだまだ自然が残っているのだ。

    福島県や岩手県も、熊やウサギ、岩魚に山菜、キノコ。昔はそこそこ簡単に手に入ったのだが、近年は環境破壊や福島第一原発事故による放射能汚染などで、滅多に食べることが出来ない。

    定価1,045円
    ★★★★★

  • カメラマンのはずですが、写真が効果的に使われていないのが残念です

  • マタギのことがよく分かる本。
    山菜やきのこは取りに行ってみたいなあと思った!

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著者プロフィール

長崎県佐世保市出身。
佐世保南高校→島根大学農学部→日本写真学園
雑誌、冊子等の撮影、執筆を生業とする。
秋田県の阿仁マタギとの交流は20年に及び“マタギ自然塾”としての活動を行う。
狩猟採集の現場から「地の力」とそこに暮らす人々の生活を常に見つめてきた。
「マタギ 矛盾無き労働と食文化」は阿仁マタギの里での生活を活写。
熊、ウサギ、岩魚、山菜、キノコと山の恵みを享受してきたマタギの暮らしを追った。
今は引退されたり、亡くなられた多くのマタギ達との様々な体験が記録されている。

「2023年 『完全版 日本人は、どんな肉を喰ってきたのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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