幻の山、カカボラジ: 冒険家族、ミャンマーの最高峰初登頂

著者 :
  • 山と溪谷社
3.67
  • (0)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 10
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784635190022

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ときどき、山岳や海洋探検の本を読みます。一つの大きな目標を成し遂げたときの達成感や充実感は、その危険度や困難さが増せば増すほど大きくなるのでしょう。 でも、死を厭わない行動は目標達成に結びつかないようです。撤退する勇気、次の機会を待つ忍耐力が成功に結び付くようです。激情や衝動に駆られて行動するのは、その時は気持ちの良いものなのですが、あとで取り返しのつかないことが待っているものです。そのような痛い目に遭うことを繰り返しながら、ひとは少しづつ謙虚になってゆくのでしょうか。

  • ミャンマーの最高峰カカボラジ(5881m)に登山家の尾崎さんが家族で挑戦した記録。
    1度目の挑戦でカカボラジが危険すぎることがわかり、2度目は尾崎さんと訓練したミャンマーの若者で挑戦、山の専門用語も少なく読みやすい冒険手記!

    カガボラジ初登頂で第1回植村直己冒険賞を受賞した尾崎隆さんは、チョモランマ北壁からの初登頂や厳冬期のエベレスト登頂、8000m峰7座の山頂に足跡を残したヒマラヤ鉄の時代の登山家。
    5月13日にエベレスト頂上付近で亡くなられ、急いで本棚から出して読んだ。

全2件中 1 - 2件を表示

尾崎隆の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×