- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784636910650
作品紹介・あらすじ
本音のキャリアガイド!「音大を出てどうする?」の答えが見つかる!音大がもっと好きになる!異色の就職・生き方本。音大生用就職マニュアル付き。
感想・レビュー・書評
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在学中に話題になった母校。
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音大生のための本だが、専門教育を受けていたり
何かに打ち込んでいる人なら、読んでおいて損はない。
著者の語り口はソフトながら、言うことはかなりシビアで現実的。
音大卒ではない著者だからこそ正直に書けることも多い。
さらっと読んでしまうだけだと、反感を覚える人もいるだろう。
しかし、要は「専門分野を持ったうえでどう生きるか」ということを細かに書いているわけで、
口調は厳しいが著者の誠意は伝わってくる。
ちなみに、これを武蔵野音大の協力のもと
出版するというのは物議を醸しそうだ。
それだけ、音大側のキャリアに対する考え方が
時代に合わせて変わってきているということなのかもしれない。 -
長く音大で教えてきたので(武蔵野音大ではありません)本書の内容には多く共感できました。年間約1万人の音大卒業生を輩出する中、実演だけで食べて行ける人は1%にも満たないでしょう。およそ5割程度が音楽業界(教育含む)、それ以外が一般企業(フリーター含む)と言う感じです。
ところが音大という所は就職にとことん後ろ向きで、一般大学の就職課と比べ熱量が全く違います。就職する奴は落ちこぼれ、と言う雰囲気を教員も事務も露骨に出してきます。大学は就職予備校ではない、だからレッスンに励め、と言う訳ですが、卒業後の現実を突きつけることも必要なことです。
本書ではそのことを説いていると言えます。大学教育と就職の関係について、改めて問い直すきっかけになればと思います。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/672545 -
読む前には、正直あまり期待はしていませんでしたが、一気に読みました。非常に共感を覚えました。音大生だけなく、一般の大学生にも読ませたい内容だと思いました。特に、169〜171頁は、著者の音大生への慈愛と熱意を感じると共に、胸が熱くなりました。
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図書館・請求記号 377.9/O91// -
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請求番号: M0.66/On9
https://opac.tokyo-ondai-lib.jp/detail?bbid=1000042661 -
同じ著者の「音大卒の戦い方」(2015.12)を先日読みました。「音大卒は武器になる」(2015.2)、武蔵野音楽大学に勤務する大内孝夫さんの音大生に対する暖かいまなざしと就職活動へのアドバイス・激励です。音大生は演奏家や教員だけでなく、それ以外の社会でも通用する力が備わっている。本人はピアノしかできないと思っているが、素晴らしい能力やスキルを持っている。特に、コミュニケーション能力や礼儀(マンツーマンのレッスンから)、いくら叱られてもめげない精神力(音大生の強み)。