ポール・マッカートニー作曲術
- ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス (2020年3月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784636958409
感想・レビュー・書評
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専門的な箇所もありますが、もう一度イエスタデイをきいて発見がありました。
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ポール・マッカートニーの全キャリア通じて普遍的な作曲術や、その歴史的背景、個人とビートルズメンバーや彼に関わる人との関係性が楽曲に与えた影響を元に研究された非常に興味深い本です。
ポールは楽譜が書けないのに、コード進行がその曲の印象に与える複雑な理論に基づいて素晴らしい楽曲達を産み出したその術が知れてとても面白い読書体験でした。自分が楽器ができたらと読みながらすごく感じましたね。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/745241 -
ポールの作曲のやり方をマネできるものではない。
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音楽を理論的に紐解いていくことは、あんがい諸刃の剣
ともいえます。
禁断の魔法の秘密を知る様なワクワクもある反面、手の内が分かり過ぎてストレートに感動することが難しくなってしまう、という悩ましい問題が音楽理論の学習にはつきものです。
本書の凄いところは、ビートルズまたはビートルズ後のポールマッカートニーの音楽に感動し、その音楽の「どこがどうすごいのか」「自分はどこに心を動かされたのか」といった問いかけと分析を50年以上にわたって続け、一冊の理論書としてまとめあげた著者の、言うなれば「ずっと感動し続ける熱量」に尽きると思います。