統計学 改訂版 (New Liberal Arts Selection)

  • 有斐閣
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  • Amazon.co.jp ・本 (502ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641053809

作品紹介・あらすじ

本書では、Excel2013に対応した分析の説明も豊富に含めて、身近な例題から統計学の考え方、理論・手法を、初学者でも独習できるよう懇切丁寧に解説する。練習問題も豊富に用意した。解説・問題に使用したデータをダウンロードして、結果を追体験しながら学ぶことにより、理解をより定着させることができる充実のテキスト。社会科学のさまざまな場面で統計学を利用し、データを分析する方法を身につける。

感想・レビュー・書評

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  • サポートページからエクセルをダウンロードして、実際に手を動かして統計値を算出できるようになっているのだが、これが個人的にすごくいいなと思った。
    唐突に数式が出てくるところが所々あるが、これは許容範囲かと。
    時系列分析と多変量解析の章は、雰囲気を味わう目的に留めて、ちゃんとした勉強は他の本でやったほうがいいと思った。

  • 【目次】
    改訂版へのはしがき(2015年8月 著者を代表して 森棟公夫) [i]
    初版はしがき(2008年10月 著者を代表して 森棟公夫) [ii-iv]
    著者紹介 [v-vi]
    目次 [vii-xiii]
    ギリシャ文字の読み方 [xiv]
    本書について [xv]

    第1章 記述統計I 001
    1 データの中心 002
    母集団と標本
    平均
    E記号
    メジアン(中位数)
    モード(最頻値)
    3つの代表値の関係
    2 データの広がり 008
    分散
    標準偏差
    四分位範囲
    3 データの偏り 013
    歪度
    尖度
    4 さまざまな平均値 015
    刈り込み平均
    加重平均
    データの標準化
    幾何平均
    5 度数分布表とヒストグラム 024
    度数分布表
    度数分布表のつくり方
    平均と分散の近似値
    ヒストグラム
    累積相対度数分布の図
    6 ローレンツ曲線とジニ係数 030
    ローレンツ曲線
    ローレンツ曲線の解釈
    ローレンツ曲線の例
    ジニ係数
    ジニ係数の計算

    第2章 記述統計II 039
    1 物価指数 040
    消費者物価指数
    国内企業物価指数
    GDPデフレータ
    2 数量指数 046
    鉱工業生産・出荷・在庫指数
    貿易指数
    3 ラスパイレス・パーシェ指数 050
    ラスパイレス指数
    パーシエ指数
    指数の相違点
    4 経済指標 052
    ディフュージョン・インデックス
    コンポジット・インデックス
    株価指標
    第3次産業活動指数
    購買力平価
    5 変数データの整理 059
    散布図
    標本共分散・相関係数
    標本相関係数の特性
    標本自己相関係数
    順位相関
    分割表

    第3章 Excelによるグラフ作成 073
    1  Excelの基本 074
    ブックの作成と保存
    数式バーとセル
    入力の取り消し
    2 分析ツールによる計算 078
    分析ツールのインストール
    代表値の計算
    平均成長率の計算
    3  Excelでつくる度数分布表 082
    Excel操作
    度数分布表の改良
    ヒストグラムの整形
    平均と分散
    オープンエンド階級
    4 2変数関係 091
    散布図
    順位相関係数
    ローレンツ曲線
    ジニ係数
    5  Tips 098
    ヘルプファイル
    グラフの編集
    互換性関数について

    第4章 相関と回帰 105
    1 散布図と相関係数 106
    シミュレーション・データ
    百貨店,スーパー,小売店データ
    2 単回帰 108
    単回帰とは
    残差平方和
    最小2乗法
    最小2乗推定値の導出
    最小2乗回帰式に関する性質
    回帰と偏相関係数
    3 回帰の適合度 118
    標本分散の分解
    決定係数
    決定係数と重相関係数
    4 回帰の諸問題 120
    回帰による予測
    非線形関係
    対数線形式と弾力性
    係数推定
    5  Excelによる単回帰分析 126
    相関係数の計算:店舗データ
    単回帰式の推定

    第5章 確率 135
    1 標本空間と確率 136
    確率
    根元事象と標本空間
    事象
    確率の公理
    確率の性質
    2 等確率の世界 150
    根元事象の数
    順列
    組合せ
    連続な標本空間
    3 条件つき確率と独立性 146
    条件つき標本空間
    独立な事象
    4 ベイズの公式 152
    一般の場合
    事前と事後確率
    補論:二項展開とパスカルの三角形

    第6章 分布と期待値 161
    1 離散確率変数と確率関数 162
    確率変数
    確率関数
    累積確率分布関数
    2 同時確率関数 167
    一般の場合
    従属している場合
    3 連続確率変数と密度関数 172
    分布関数
    密度関数
    分布関数の性質
    4 分布の代表値 177
    平均
    分散と標準偏差
    期待値計算
    分散式の分解
    確率分布のパーセント点
    5 同時確率関数の代表値 186
    共分散
    和の性質
    条件つき確率関数

    第7章 基本的な分布 197
    1 離散分布 198
    ベルヌーイ分布
    二項分布
    二項確率分布表
    Excelによる二項確率の計算
    ポアソン分布
    Excelによるポアソン確率の計算
    二項確率のポアソン近似:小数の法則
    2 連続分布 
    一様分布
    パレート分布
    指数分布
    3 正規分布 216
    標準正規分布表の使い方
    補間法
    Excelによる標準正規確率の計算
    正規確率変数の標準化
    乱数の発生
    正規乱数の発生
    4 関連する分布 227
    対数正規分布
    コーシー分布
    2変数正規分布
    正規密度関数の分解
    条件つき正規密度関数
    補論A:積率母関数234
    和の分布に関する再生性
    積率の計算
    補論B:ネイピア数eと自然対数241

    第8章 標本分布 245
    1 標本 246
    標本統計量
    無作為標本
    2 標本平均 250
    期待値と分散
    母分布が既知の場合
    3 標本平均と母平均の差 258
    チェビシェフの不等式
    大数の法則
    4 標本平均の分布 260
    中心極限定理
    正規分布による近似
    5 他の標本分布 263
    標本分散
    標本平均と標本標準偏差の比
    分散比
    補論A:Excelで求める標本平均の分布276
    正規母集団(図8-1)
    ベルヌーイ母集団(図8-2)
    ポアソン母集団
    補論B:Excelでみる中心極限定理(図8-3) 278
    作図
    連続性補正

    第9章 推定 283
    1 推定とは 284
    推定量
    推定の実際:母平均と母分散の推定
    2 区間推定 286
    正規母集団の平均の区間推定
    正規母集団の分散の区間推定
    成功確率の推定
    3 点推定の規範 294
    不偏性
    一致性
    効率性
    平均2乗誤差(MSE)
    4 推定法 301
    モーメント法
    最尤推定法
    尤度関数
    補論:ベイズ推定法 307
    ベイズ法

    第10章 仮説検定 313
    1 検定とは 313
    帰無仮説と対立仮説
    検定統計量と棄却域
    有意水準
    検定の手順
    P値
    2 1母集団に関する検定 320
    平均についての検定
    ケース1:σ^2が既知で,両側検定
    ケース2:σ^2が既知で,片側検定
    ケース3:σ^2が未知で,両側検定
    ケース4:σ^2が未知で,片側検定
    成功確率pに関する検定
    分散についての検定
    3 2母集団に関する検定 328
    平均の差の検定
    ケース1:母分散が既知の場合
    ケース2:母分散が未知で。(σ_x)^2=(σ_y)^2の場合
    ケース3:母分散が未知で(σ_x)^2≠(σ_y)^2の場合
    分散比の検定
    2つの母比率の差の検定
    4 相関をもつ2変数の検定 333
    平均の差の検定
    相関係数の検定
    分割表における独立性検定
    5 検出力 337
    第一種の過誤と第二種の過誤
    検出力関数
    補論:尤度比検定と赤池情報量規準342
    尤度比検定
    赤池情報量規準(AIC)

    第11章 回帰分析の統計理論 347
    1 回帰モデルと誤差項 348
    回帰直線
    回帰の誤差項
    最小2乗推定量
    線形回帰モデルの標準的仮定
    誤差項の正規性
    2 最小2乗推定量の分布と性質 352
    標本分布
    性質
    σ^2の不偏推定量
    回帰係数推定量の分散推定量
    3 信頼区間と仮説検定 354
    信頼区間
    仮説検定
    P値
    4 重回帰モデル 357
    自由度修正済決定係数R^2
    回帰式の適合度検定
    店舗データの重回帰分析
    5 重回帰の諸問題 361
    多重共線性
    説明変数のベータ係数
    ダミー変数
    標準仮定の不成立
    6  Excelによる重回帰分析 368
    回帰統計
    分散分析表
    t値,P値,信頼区間
    残差出力
    補論:数学付録 372
    最小化の1次条件と正規方程式
    最小化の2次条件
    最小2乗推定量の分布
    最良線形不偏推定量(BLUE)

    第12章 時系列分析の基礎 379
    1 時系列プロット 380
    原系列
    対数系列
    階差系列
    成長率
    2 自己相関 383
    標本自己相関係数
    母自己相関係数
    標本自己相関係数の分散
    3 自己回帰(AR)法 386
    1次の自己回帰式
    AR過程のノイズによる表現
    高次の自己回帰式
    推定例と次数の選択
    標本偏自己相関(PAC)係数
    PACの計算法
    4 自己回帰推定の診断 396
    残差のプロット
    残差の標本AC関数
    ふろしき検定
    5 移動平均(MA)法 399
    MA過程のAR表現
    推定例
    移動平均過程の診断
    6 自己回帰移動平均(ARMA)法 404
    推定例と診断
    次数の選択
    和分過程とARIMA過程
    対数GDPの推定
    補論:データ 415

    第13章 多変量解析の基礎 417
    1 多変量解析とは 418
    多変量データ
    解析手法の分類
    2 重回帰モデルと判別分析 419
    判別分析
    企業倒産予測モデル:アルトマンZスコア
    3 因子分析 421
    因子モデルの考え方
    1因子モデルの定式化
    2因子モデル
    因子分析の適用例
    4 クラスター分析 435
    距離行列の構成
    クラスターの併合とデンドロノブ・マーケットと市場構造
    補論:行列の固有値と固有ベクトル443
    数値例
    対称行列のスペクトル分解

    付表
    1 乱数表(0から9が均等な確率で出る) 447
    2 二項確率分布①(n=5,10,15) 448
      二項確率分布② (n=20,25)  449
    3 ポアソン分布 450
    4 標準正規分布 451 
    5 カイ2乗(X^2)分布 452 
    6 t分布 453
    7 F分布 454

    練習問題の解答 [456-479]
    索引 [480-486]

    ◆COLUMN◆
    1-1 統計学とは 021
    1-2 ジニ係数と橘木・大竹論争 036
    2-1 消費者物価指数(CPI)とコア指数 046
    3-1 スプレッドシート三国志 100
    4-1 「ビール」と「紙おむつ」の併買行動:データマイニング 124
    5-1 シートベルト着用率と事故死 150
    6-1 期待収益率とリスク 188
    7-1 カーネル法でつくる滑らかな棒グラフ 228
    8-1 「JISマーク付き」標本抽出法 249
    8-2 誤差と向き合う 257
    9-1 ポラティリティとブラック=ショールズの公式 288
    10-1  AICと赤池弘次博士 345
    11-1 確率を予測する:ロジット・モデル 366
    12-1 時系列分析でノーベル経済学賞 387
    12-2 金融商品価格の分析:ARCHモデル 410
    13-1 新製品の採用時間と消費者セグメンテーション 440

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著者プロフィール

椙山女学園大学学長

「2015年 『統計学(改訂版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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