経営戦略のゲーム理論

  • 有斐閣
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641067547

作品紹介・あらすじ

本書では、経営をめぐる意思決定の問題が体系的に考察される。ここでは、誤解を招いてしまうくらい単純に聞こえる理論-ゲーム理論-から拝借した強力な分析道具が使用される。本書の目的は、ゲーム理論を用いて意思決定のプロセスを可能な限り体系的にまとめることである。すなわち、交渉や契約の策定などの多くのビジネス的状況に共通した特徴を解明する一般原理を探求することである。

感想・レビュー・書評

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  • 下請けネットワークを組織する, Chapter 13

  • 経営上の様々な判断について、ゲーム理論的な解釈を与える本。
    この解釈は一般的に考えられていることと異なることがあり、そこがとても面白かった。
    例えば大企業はサプライヤーに価格変動のリスクを負担させるが、一般的には「搾取」と考えられている。
    一方で本書ではこのシステムがインセンティブとしてサプライヤーに企業努力させるように仕向けているのだと説明する。

    ちなみに本書は初版が1995年であるが、理論・応用例ともに今でも十分活用できるものであり、そこにゲーム理論の普遍性が感じられる。

  • 336.1||M22||Ke  2冊所蔵

  • 数式にこだわらず、ゲーム理論の真髄を味わえる良書。

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著者プロフィール

1971年カンタベリー大学(ニュージーランド)数学科卒業,ニュー・サウス・ウェールズ大学経済学博士,ウエスタン・オンタリオ大学助教授,カリフォルニア大学サンディエゴ校教授等を経て,1999年よりスタンフォード大学経営大学院教授.2007年3月に逝去.ゲーム理論の応用,市場のデザイン,移行経済の改革に関して多数の論文を持つ.FCCによる最初の電波周波数帯オークションのアドバイザー.オーストラリア,カナダ等の電波周波数帯オークションの設計にも参加.著書に『経営戦略のゲーム理論――交渉・契約・入札の戦略分析』(伊藤秀史・林田修訳,有斐閣)がある.

「2021年 『新版 市場を創る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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