財務会計・入門 第7版-企業活動を描き出す会計情報とその活用法(有斐閣アルマ)
- 有斐閣 (2010年3月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641124110
作品紹介・あらすじ
会計の政治化・国際化・電子化の流れのなかで、財務会計も急速な変化が求められている。最新の理論動向と手法にも触れながら、企業が営む主要な活動に焦点を当てつつ、財務会計の基本的な考え方とプロセスが理解できるよう工夫された魅力的な最新テキスト。
感想・レビュー・書評
-
基本書
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
財務会計に関する手軽に読める本。
税効果会計に関してさらっと流しいた一方、配当に関して詳しく書いていたりというバランスに少し? -
簿記2級を勉強してから、それらの内容を俯瞰するのに便利。
-
備忘録
●減価償却とは、取得原価を基礎にして、用役の消費分を耐用年数にわたって費用化すること
●研究開発費のうち、試験研究費は支出時に全額を費用計上し、開発費は減価償却を選択できる
●繰延資産への計上と償却額の決定が企業に任されているため、利益調整に活用されるおそれがある
●繰延資産は無形固定資産とは別に資産として計上される
●監査報告は、株主総会の招集通知を送付する時に添付が必要 -
本書の良いところは、バリューチェーンに沿って、財務諸表の各項目が説明されている点である。
仕入、生産、販売、R&Dなど、そういうった視点から書かれているために、すっと入り込みやすい。
これが、B/Sの左上から順に「流動資産とは~」などと書かれていたら寝てるところだ。(笑)
私のようないわゆる普通のビジネスマンでも非常に読みやすい本だし、バリューチェーン基準なので、イメージもしやすい。
毎年のように改訂版が出版され、現在は第7版である。
著者の丁寧なアフターフォローもうれしい。
改定のたびに新本が欲しくなります。