女性学・男性学 -- ジェンダー論入門 第3版 (有斐閣アルマ > Interest)
- 有斐閣 (2019年4月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641221222
作品紹介・あらすじ
ジェンダーの視点から,自分たちの性とそのあり方を問い直していく入門テキストの第3版。恋愛,労働,育児など,さまざまな生活の場面に焦点を当てた本文と,マンガ,特別講義,コラムやエクササイズなど,工夫をこらした構成で日本の現状に鋭く迫る最新版。
感想・レビュー・書評
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■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
【書籍】
https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001143585
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ジェンダー論について広く浅く知るための一冊。
過度な一般化、根拠薄弱な結びつけ、断片的な図表などツッコミたくなる箇所がいくつかある。そこからより詳細な情報を求めたり、どういった判断をするかは読者次第。文体は「〜だろう」のような曖昧な表現が多く、あえて説き伏せないスタイルは考える余地が生まれて入門書としてはアリだと思った。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50146907 -
【電子ブックへのリンク先】
https://kinoden.kinokuniya.co.jp/muroran-it/bookdetail/p/KP00033693/
学外からのアクセス方法は
https://www.lib.muroran-it.ac.jp/searches/searches_eb.html#kinoden
を参照してください。 -
男性どうしが触れ合うことが、女性どうしよりも忌避されることに疑問を感じていた。
その1つの答えが、ナンシーチョドロウの見解から見つかった。
女子校・男子校のほうがむしろジェンダーバイアスから解放されるという点は目から鱗だった。
国際社会におえる差別の問題を何でもジェンダーの枠組みに当てはめるのは、ちょっと無理があるのではないかとも感じた。
個人のトラウマや問題をジェンダーの枠に拡大して、男性だから、女性だからダメと決めつけるのは良くないのではないか
男だから、女だからではなく、あなただから、私だからで考えたい。
男女の友情は成立するのか、という問題に対して、同性でも恋愛が成立することが答えを出している気がする。
恋愛関係に発展するのは異性どうしとは限らない。
人への感情を相手の性別で決めることは、ジェンダーの枠に囚われているのではないか。
性別とか一旦置いといて、その人自身の考え方や価値観を理解することが、ジェンダーフリーってことなのでは。
男らしいとか女らしいとかじゃなくて、逞しいとか華やかなとか、可憐とか強いとか、性別を使わなくても表現できる。そんな素敵な形容詞が沢山ある。それを使って表現したい。
2003年に発行されたこの本に、持続可能な社会という言葉が登場していたことに驚いた。