前田正名 (人物叢書 新装版)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642050746

作品紹介・あらすじ

明治政府の殖産興業政策の推進者として知られる前田正名は、官を辞してからも「布衣の宰相」と称され、全国を隈なく行脚遊説し、輸出産業を主とする地方在来産業の育成・振興にその生涯を捧げ、近代日本経済史上に特異の光彩を放っている。本書は厖大な資料を駆使してその生涯と事蹟を克明に描いた力篇である。

感想・レビュー・書評

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  • 功を成すことが無くても偉人は偉人
    明治期の日本人の勤勉さ、手探りの事業でも
    コツコツと調べ上げ網羅し記録をしている為
    細かな事実が分かる、地方の中産階級を中心
    とする諸産業への国家使命を一身に受け止め
    在官中も後も自分の哲学「興業意見」を膨大
    な調査の上まとめて挫折を乗り越えて幾度も
    実現しようとした・・・流石に社会の状況を
    見誤り時代錯誤な一面もあったのか毎回の様
    に失敗しているが、感銘を受けたものが地域
    にその息吹を残そうとしている

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著者プロフィール

1963年京都大学農学部農林経済学科卒業。
農林省経済局、龍谷大学経済学部、京都大学大学院農学研究科教授、放送大学客員教授、福井県立大学学長、日本学術会議第6部長等を歴任。
現在、京都大学名誉教授、福井県立大学名誉教授。
専攻は農学原論、地域経済論。

「2019年 『失われた居場所を求めて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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