本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642052627
作品紹介・あらすじ
幕末の薩摩藩家老。「国父」島津久光の絶大な信頼のもと、海軍増強など強藩づくりを推進し、中央政局においては、大政奉還から王政復古を導き出した演出者であった。維新後も外交の矢面に立ったが、その余りに早い死は歴史的評価を著しく低くした。幕末維新史を大胆に見直しながら、東奔西走し大変革を成し遂げた奮闘の生涯を描く初の本格評伝。
感想・レビュー・書評
-
昔読んだ漫画で、勝が「薩長同盟に大政奉還に、ありゃあ全部龍馬がやったことさ」というようなフレーズがあったと記憶している。
もちろん歴史というものは未来から見て書かれるものだし、視点によっても様々だと思うから一概には言えないが、本書で著者が記す小松帯刀という人物には、幕末から維新にかけての縁の下の力持ちという姿が感じられて非常に興味深い。
人としてとても魅力を感じる。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やはり家老という身分が諸国の重役、志士や諸外国の代表者に重みを持ったのであろう。
それにしても風采の上がらない、外国語も出来ない小松がどうしてそこまで多くの人の信頼をかちうる人物になるのに、どういう育ち方をし、どういう教育を受け、どういう経験を積んだのか、そのあたりの記述が無いのが淋しい。
全2件中 1 - 2件を表示