尋尊 (311) (人物叢書 新装版)

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  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642053044

作品紹介・あらすじ

室町時代中期の僧侶。摂関家一条兼良の子として生まれ、幼いうちに興福寺大乗院に入室、のち門主となる。筆まめな性格で、『大乗院寺社雑事記』などの詳細な史料を書き残し、応仁・文明の乱や明応の政変の動向のほか、当時の社会・経済・文化を現代に伝える。時代の転換期に門跡の舵を取り、財政を維持して次の世代に繋ぐべく尽力した生涯を描く。

感想・レビュー・書評

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  • 戦国時代へと向かう転換期に、興福寺大乗院門主としてその存立に奔走した生涯を追う内容。当人の遺した史料を中心に描写される当該期の大和国周辺情勢や、門跡運営の具体的様相、経覚・教玄を始めとする各人間関係など興味深い内容が多かった。

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著者プロフィール

1950年、奈良県生まれ。1979年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。お茶の水女子大学教授を経て、現在、お茶の水女子大学名誉教授。 ※2021年9月現在
【主要編著書】『中世の奈良』(吉川弘文館、1998年)、『中世の興福寺と大和』(山川出版社、2001年)、『走る悪党、蜂起する土民(日本の歴史7 南北朝・室町時代)』(小学館、2008年)

「2021年 『尋尊』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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