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- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642053044
作品紹介・あらすじ
室町時代中期の僧侶。摂関家一条兼良の子として生まれ、幼いうちに興福寺大乗院に入室、のち門主となる。筆まめな性格で、『大乗院寺社雑事記』などの詳細な史料を書き残し、応仁・文明の乱や明応の政変の動向のほか、当時の社会・経済・文化を現代に伝える。時代の転換期に門跡の舵を取り、財政を維持して次の世代に繋ぐべく尽力した生涯を描く。
感想・レビュー・書評
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戦国時代へと向かう転換期に、興福寺大乗院門主としてその存立に奔走した生涯を追う内容。当人の遺した史料を中心に描写される当該期の大和国周辺情勢や、門跡運営の具体的様相、経覚・教玄を始めとする各人間関係など興味深い内容が多かった。
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