鎌倉北条氏の興亡 (歴史文化ライブラリー 159)

著者 :
  • 吉川弘文館
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642055598

作品紹介・あらすじ

北条氏は源氏から鎌倉幕府を乗っ取った悪党だったのか。北条政子と源頼朝、源平合戦、承久の乱、蒙古襲来、後醍醐天皇らの挙兵などから、鎌倉幕府と運命を共にした北条氏の興亡を辿り、今までの北条氏像を一新する。

感想・レビュー・書評

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  • 2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」予習のために購入。この本で予習本?は確か、3冊目。

  • <目次>
    鎌倉北条氏の素顔―プロローグ
    鎌倉幕府の草創と北条氏
     武家時代の序幕
     伊豆時代の北条氏
     運命の芳契
     源平合戦と北条氏
     相次ぐ族滅事件

    執権政治の展開
     生涯三度の難
     執権政治の確立
     幕政改革の開始

    得宗専制の確立
     宮騒動と宝治合戦
     幕政の一大転換
     帝王学の教育

    蒙古襲来と徳政
     蒙古の襲来
     外様御家人と御内人

    権力空洞化と幕府滅亡
     最後の幕政改革
     鎌倉幕府の滅亡
    その後の北条氏―エピローグ

    あとがき
    参考文献

    ***
    北条氏は源氏から鎌倉幕府を乗っ取った悪党だったのか,北条政子と源頼朝,源平合戦,承久の乱,蒙古襲来,後醍醐天皇らの挙兵などから,鎌倉幕府と運命を共にした北条氏の興亡を辿り,今までの北条氏像を一新する.
    (本書カバー裏表紙より)
    ***

  • さくっと読む分にはいい。
    あとがきにもあるようにかなり通史的だが、本のタイトルからすると物足りないと感じた。

  • 20130728読了

  • 鎌倉北条氏にスポットを当てた本書、
    北条氏の成り立ちを様々な系図を登場させながら紹介していたのが良かったですね。
    ただ、鎌倉北条氏が直方流桓武平氏の出であることには異論をはさんでいませんでした。
    鎌倉北条氏が桓武平氏の傍流であることには疑いもあり、ただの伊豆国の豪族だとする説もあります。
    そこにも触れて欲しかったです。

    また、直方から時政までは種々の系図を紹介しているにも関わらず、
    義時以降、時行までの系図は一切登場しませんでした。
    鎌倉北条氏には、名越・極楽寺・金沢・大仏など多くの分家が出ています。
    本書にもかかれているように、
    北条氏は他の御家人を排斥するとともに、
    一族の間でも得宗と分家の間で、主導権争いを起こしてきました。
    それらの人間関係を理解する上で系図は必須です。
    その点が残念でした。

    鎌倉北条氏の栄枯盛衰が、
    中先代の乱までしっかりと追われていて、
    入門書として内容はよかったです。

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著者プロフィール

1936年、東京都に生まれる。1971年、早稲田大学大学院文学研究科史学専攻国史専修博士課程修了。元日本医科大学教授。2008年没
【主要編著書】『鎌倉北条氏の基礎的研究』(吉川弘文館、1980年)、『時頼と時宗』(日本放送出版協会、2000年)、『日本家系・系図大事典』(東京堂出版、2008年)、『吾妻鏡の謎』(吉川弘文館、2009年)

「2020年 『天皇家と源氏 臣籍降下の皇族たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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