安倍晴明: 陰陽師たちの平安時代 (歴史文化ライブラリー 215)

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  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642056151

作品紹介・あらすじ

平安時代を代表する陰陽師として、いま注目を浴びる安倍晴明。彼はなぜ陰陽師となったのか。昨今の「超人」イメージではなく、出世・栄達に腐心する中級貴族としての、等身大の実像に迫り、安倍晴明の最大の謎に挑む。

感想・レビュー・書評

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  • 数度に渡る安倍晴明ブームの背景として、スーパーマンでなく、「ある時代に著名ではありつつ普通に生きていた人間としての安倍晴明」に丁寧に触れている一冊でした。
    ただし結論への構成上、思った以上に安倍晴明以外の陰陽師についての記述が多め。そしてあっそういうオチ(?)、とも思いつつ、通して読めばそのオチにも納得。
    歴史が苦手なもんで、歴史上の有名人同士の関係性がいまいち分かってなかったところ、この本はその辺もカバーしててありがたかったです。

  • [ 内容 ]
    平安時代を代表する陰陽師として、いま注目を浴びる安倍晴明。
    彼はなぜ陰陽師となったのか。
    昨今の「超人」イメージではなく、出世・栄達に腐心する中級貴族としての、等身大の実像に迫り、安倍晴明の最大の謎に挑む。

    [ 目次 ]
    安倍晴明に関する最大の謎―プロローグ
    陰陽師とは何か(「陰陽師」という占い師;「陰陽師」という呪術師;「陰陽師」という禁忌管理者)
    誰が陰陽師だったのか(法師陰陽師;官人陰陽師)
    陰陽師はどう生きたか(安倍晴明の栄達;惟宗文高の忿懣;中原恒盛の挫折 ほか)

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著者プロフィール

1997年東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。2003年神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了、博士(歴史民俗資料学)。神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、同大学外国語学部非常勤講師。著書に『陰陽師』(中央公論社)、『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』(以上、吉川弘文館)、『殴り合う貴族たち』『王朝貴族の悪だくみ』(以上、柏書房)、『天皇たちの孤独』(角川書店)などがある。

「2008年 『王朝貴族のおまじない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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