声と顔の中世史: 戦さと訴訟の場景より (歴史文化ライブラリー 231)

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  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642056311

作品紹介・あらすじ

名告、詞戦い、聞き逃げ、悪態祭り、「おらぶ」、売り声…。歴史の中で言葉はいかに発せられ、それはどのような働きをしたのか。訴訟や合戦での名のり、神仏への叫びなどを事例に再現。顔を隠す意味、詞の持つ力などを検証して、文字史料には残らなかった口頭伝達の世界に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    名告、詞戦い、聞き逃げ、悪態祭り、「おらぶ」、売り声…。
    歴史の中で言葉はいかに発せられ、それはどのような働きをしたのか。
    訴訟や合戦での名のり、神仏への叫びなどを事例に再現。
    顔を隠す意味、詞の持つ力などを検証して、文字史料には残らなかった口頭伝達の世界に迫る。

    [ 目次 ]
    歴史の中の詞―プロローグ
    訴の場景(古代の訴;中世の訴の場景)
    声・詞の力と民俗(群衆の詞と平家のおそれ;詞の民俗)
    ことばと文書の共生(声から文字へ、耳から文書へ;書から詞・耳へ)
    顔はものをいう(顔と音声;顔を隠す;対面の民俗)
    音声と文字、顔と平和―エピローグ

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著者プロフィール

立教大学名誉教授。専門は日本中世史。
著書に『日本中世村落社会史の研究』(校倉書房、1996年)、『中世村落の形成と村社会』(吉川弘文館、2007年)、編著に『中世の紛争と地域社会』(岩田書店、2009年)、『日本中世社会と村住人』(勉誠出版、2021年)などがある。

「2022年 『むら人たちの生活モード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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