足利尊氏と直義―京の夢、鎌倉の夢 (歴史文化ライブラリー) (歴史文化ライブラリー 272)
- 吉川弘文館 (2009年5月21日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642056724
作品紹介・あらすじ
室町幕府成立後の尊氏・直義兄弟の確執は、義詮・直冬の争闘を経て、幕府と鎌倉府という二つの支配体制成立の要因となる。対立の実態を『太平記』などから当時の政治過程に位置づけて再現。神護寺三画像の比定も試みる。
感想・レビュー・書評
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観応の擾乱までの記述は、従来の通説理解をなぞるような印象。擾乱終結後の鎌倉府成立への流れや、神護寺三像論争の経緯などは勉強になった。
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鎌倉幕府が倒れ、後醍醐天皇と足利尊氏らが紡ぎ出す歴史は濃いなあ
政権交代後の最初の30年は、どの時代も面白い -
大筋は佐藤進一『南北朝の動乱』の修正/補完。「薩埵山体制」に関する記述が面白かった。
大河ドラマの「太平記」で尊氏が直義を毒殺するくだりは大河屈指の名シーンだが、この本では毒殺説は否定されている。病死にしては都合が良すぎるタイミングだと思うけど…。
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