列島を翔ける平安武士: 九州・京都・東国 (歴史文化ライブラリー 446)
- 吉川弘文館 (2017年3月20日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642058469
作品紹介・あらすじ
中世武士は地方の所領に根を下ろすイメージが強いが、実際には北は陸奥から南は薩摩まで列島間を移動していた。京都や東国と関わりを持ちつつ、九州で活動した中世成立期の有力武士団を取り上げて実態を検証。在京活動のなかで各地から出仕してきた傍(ほう)輩(ばい)とのネットワークを築き、様々な情報を得て果敢に活動の空間を広げた武士たちの姿に迫る。
感想・レビュー・書評
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鎌倉幕府成立期までの武士達がいかに京都を中心とした広域活動を行っていたかを著した内容。九州における事例の紹介が今まで知識があまり無かったこともあって興味深かった。
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裏表紙の内容紹介より「中世前期の武士は所領に根を下ろして土着するイメージが強いが、実際は列島を広く移動した。京都に出仕することで傍輩とのネットワークを築き、様々な情報を得て列島各地に活動の幅を広げていった彼らの実態に迫る」藤原保昌・大宰府の武者、源為朝や摂関・南島貿易、九州に進出した幕府の御家人、地方に散った彼らの中央や他の地方との繋がりなど、実例を挙げてその実態に迫る。
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