江戸無血開城: 本当の功労者は誰か? (歴史文化ライブラリー 470)
- 吉川弘文館 (2018年6月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642058704
作品紹介・あらすじ
戊辰戦争で、幕臣の勝海舟が官軍総大将格の西郷隆盛と会談を行ない、江戸は戦火から救われたとされる。だが、最大の功労者は海舟ではなかった。会談前に駿府の敵中に乗り込んだ山岡鉄舟と、将軍徳川慶喜の絶対的な信頼をもとに、鉄舟を推薦した高橋泥舟。開城前後の二人の動向を当時の情勢とともに追い、知られざる江戸無血開城の真実に鋭く迫る。
感想・レビュー・書評
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h10-図書館2018.11.27 期限12/11 読了12/7 返却12/7
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歴史好きながら、この本を読むまで
高橋泥舟も山岡鉄舟も全然知らなかった。ので手に取った一冊。
幕臣で、各藩の尊皇攘夷派と関わりながらネットワークを作ろうとしていた人がいたのは面白いなぁ。
しかもそれが徳川慶喜の信頼を一身に受けてたとは。その義理の弟である鉄舟が、本当は江戸無血開城で西郷と話をしていたとはまた面白い。
ちなみに、私は江戸無血開城の定説(西郷と勝の話し合いで決着がついたという)には疑いの眼なのと、
勝海舟が確かに明治期に話してたことってちょっといいかげんだなという派の人なので(笑)
面白いとおもいましたが勝のことを好きな人はこの本読んだらイライラするかもしれんです。(笑)
あと書き方の固さと、話の飛び方で内容が少しわかりづらくなってるのと、誤植がかなり多かったので評価厳しめです(汗) -
勝海舟より山岡鉄舟や高橋泥舟が江戸城無血開城に貢献したという本書。海舟は美味しいところを占めた?のか扱いは厳しい。
山岡と高橋は親戚同士の旗本。足利學校で高橋について観て、光地院で山岡について観た気がする。彼らについても読んでみたい。 -
・1868年3月9日 山岡鉄舟と西郷隆盛の駿府会談で江戸の無血開城はほぼ決まった(慶喜の処遇だけは留保して復命)
・1868年3月13日14日 海舟・鉄舟と西郷の最終確認。西郷が新政府に赴き最終決定
鉄舟は義兄弟の泥舟が推薦。(高邁なる幕臣 高橋鉄舟)泥舟は慶喜が唯一信任していた。
勝海舟の罠 水野 し -
東2法経図・6F開架 210.61A/I96e//K