古代氏族の系図を読み解く (541) (歴史文化ライブラリー 541)

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  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642059411

作品紹介・あらすじ

古代氏族がいつから天皇家に仕え、どのようなつながりがあるのかを伝える系譜と、その内容を系線によって視覚的に表現した系図。成立期の原本の状態を今に伝える海部氏・因支氏・紀氏の系図から、政治的・社会的事由のもと行われた系譜の整備や系図の編纂を読み解き、古代氏族の成立・展開の過程を描き出す。各系図の写真・翻刻を掲載する。

感想・レビュー・書評

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  • 何にも知らん古代史初心者が手を出す本ではなかった!!でも本屋に古代氏族関係の本がこれしかなかったのよ……

    古代氏族の家系図の意義をまずヤマト王権と各氏族の繋がりを証明するものとし、ゆえにその時代の氏族の政治的地位に応じて書き加えられてきたものと解説する。とくに律令制が固まってきた7世紀の墓記、8-9世紀の本系帳の編纂の命に応じて各氏族の家系図に架上が起こり神話へと接続された。

    理解できる範囲の話は僅かだったけど面白い視点だった。

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著者プロフィール

鈴木 正信(すずき・まさのぶ):1977年、東京都に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)(早稲田大学)。香川大学総合情報センター特命助教、滋賀大学経済学部特任准教授、早稲田大学高等研究所任期付准教授などを経て、現在、成城大学文芸学部准教授。主要著書に『日本古代氏族系譜の基礎的研究』(東京堂出版)、『大神氏の研究』(雄山閣)、『Clans and Religion in Ancient Japan』(Routledge)、『Clans and Genealogy in Ancient Japan』(Routledge)、『日本古代の氏族と系譜伝承』(吉川弘文館)などがある。

「2023年 『古代豪族 大神氏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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