- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642064552
感想・レビュー・書評
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戦国時代の組織と構造って面白い。教科書とだいぶ違う。
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武田家を滅亡させ、暗愚の将とされてきた勝頼。だが、父信玄より領土を拡大し、織田信長ら同時代人の評価は高かった。新戦術(鉄砲)と旧戦法(騎馬)の対立軸で語られてきた合戦を捉え直し、「敗者」勝頼の実像に迫る。
・長篠合戦と武田勝頼をめぐる諸問題 プロローグ
・Ⅰ 思いがけぬ運命(勝頼誕生前夜/諏方勝頼から武田勝頼へ)
・Ⅱ 武田信玄の死と勝頼(武田信玄晩年の外交と軍事/信玄の死と武田勝頼)
・Ⅲ 武田勝頼の織田・徳川領国侵攻(徳川家康の反撃と勝頼/武田勝頼の反攻)
・Ⅳ 長篠合戦をめぐる諸問題(長篠合戦をめぐる論点/武田氏と騎馬/織田軍の「三千挺三段撃ち」問題)
・Ⅴ 長篠合戦前夜(勝頼、三河に出陣す/追い詰められる長篠城)
・Ⅵ 決戦(決戦前の両軍/両軍の布陣/両軍の激突/勝頼と信長、それぞれの戦後)
・長篠合戦と武田勝頼 エピローグ
本書は、武田勝頼の生い立ち、家督の相続、長篠合戦に至るまでの背景、合戦の様相、戦後の動向などを丁寧に書いている。今後、長篠合戦を論じる上での画期となる本であり必読の書と言える。
従来、武田家を滅亡させ、暗愚の将とされてきた勝頼であるが、諏方勝頼として誕生した勝頼が武田家の跡取りとなった不安定さを分かりやすく解説している。
私は信玄がなぜ勝頼を陣代という中途半端な地位にしたのかがわからなかったが、本書では、勝頼の家督継承は諏方の家系による武田惣領家の算奪を意味するため、信勝が成人するまでの陣代とされたとしており得心した。信玄の遺言は勝頼に政治的に大きな打撃を与える。
信玄の死去にともなう間隙をつき家康は反撃に転じる。所領問題に不満を持った奥平親子は武田家を離反し長篠城も陥落する。対して勝頼は東美濃を攻略する。東美濃、奥三河侵攻により武田氏の勢力は濃尾平野の手前に達する。高天神城も開城し信長は勝頼を滅ぼす事を決意する。ここら辺、近年の国衆論を踏まえて読んでいくと、従来説にはない、新たな視野が広がってくる事が実感出来て面白い。
信玄の三回忌を終えた勝頼は三河での軍事行動を本格化させる。大岡弥四郎事件との絡みは興味深い(新田次郎の小説を思い出した)。大岡弥四郎事件が信康事件に繋がっているのではないかという見方(家康と信康の対立)も衝撃的。
長篠合戦をめぐる諸問題については、鈴木眞哉説で留まっていた身としてはこれまた衝撃的だった。兵種別編成、一騎合、三千挺、三段撃ちなど通説が見直されている。一番の収穫は武田軍がなぜ突撃したのかが納得できた事である。従来、鳶ヶ巣山砦の奇襲により、退くに退けなくなった武田軍が突撃を繰り返したと言われていたが、個人的には納得がいかなかった。(最終的には落ち延びており、いくら追撃戦が危険とは言え、余力を残して退くことが出来たのではないかと思っていた)
著者は様々な事例を挙げ、突撃は無謀な事ではなく戦国合戦の正攻法であった事を論じている。長篠合戦なぜ勝頼が決戦したのか、不明なところであるが、勝頼は勝てると思っていたとの解説は興味深い。武田軍は勝つつもりで突撃したのだ。
長篠合戦の経過についても丹念に通説を見直している。この勝敗がどの様な影響を及ぼしたのかも分かりやすい。今後、刊行が予定されている「検証・長篠合戦」の方も期待が高まる。 -
勝頼と長篠の戦いについて、今一番新しい研究結果って感じかな。勝頼が諏訪の跡取りと言いつつ高遠城に入り伊那四郎と呼ばれていた立場から武田の当主として長篠での決戦を選択したこと、当時の軍制を考えると騎馬のみで編成された騎馬隊があったこと、鉄砲三段撃の三段は備え(部隊)であること、突撃が勝頼の無謀ではなかったことなど、今までの定説を抜きに丁寧に資料を読み解いて解説。
姉小路やら山家三方衆といった周辺の小勢力や、今川や上杉や織田や徳川の展開した外交の記述も知らないことが多くて勉強になった。信虎の最期や信玄の法要についてなど、細かいところでも「そういやどうなってたんだろ」って思うところに触れられてワクワクしながら最後まで一気に読み通した。 -
武田勝頼の名誉回復の書。
同時代の評価が高かった武将がなぜ愚将とされるようになったか。
近年の武田騎馬軍団と鉄砲三段撃ちの否定論に対する目からウロコの反撃は読んでいて痛快だ。