東日本の動乱と戦国大名の発展 (5) (列島の戦国史 5)

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  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642068529

作品紹介・あらすじ

16世紀前半、東日本では古河公方の内紛と連動した戦乱から、戦国大名の衝突へ変化する。伊達・上杉・北条・武田・今川・織田―大名間「外交」と国衆の動静を軸に、各地の情勢を詳述。戦国大名確立の背景に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 16世紀前半を中心とした東日本における動乱を通史的に辿り、旧来の秩序が及ぼす影響が解体され新たな領域権力が発展する過程を幅広く叙述する内容。戦国大名たらしめる領域支配の在り様や文化伝播の諸相も興味深い。

  • 非常に広範囲を取り上げているので、ゆっくり丁寧に読んだ。紛争が起きた際に和解を調停する中人に注目して読むと面白い。某戦国ゲームであっという間に潰されてしまう勢力一人一つにも歴史があり、上位権力の対立が家中への対立へと繋がったり、そこから新たな勢力が生まれたり、栄枯盛衰である。

  • 戦国初期の東日本について。家中統制や外交についてかいている。

  • 最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00595237

  • 和睦・同盟・そして破綻・・・。
    ままならぬ国境地帯での衝突ー戦国大名に求められた「力量」とは?
    十六世紀前半、東日本では古河公方の内紛と連動した戦乱から、戦国大名の衝突へ変化する。伊達・上杉・北条・武田・今川・織田ー大名間「外交」と国衆の動静を軸に、各地の情勢を詳述。戦国大名確立の背景に迫る。(2021年刊)
    ・戦国大名の戦争と「外交」ープロローグ
    ・一 東日本戦国時代の転回
    ・二 古河公方の分裂と小田原北条氏
    ・三 中部・東海地方の戦国大名
    ・四 甲駿相三国同盟の成立と長尾景虎
    ・五 戦国大名「国家」の内実
    ・六 文化と宗教の伝播
    ・七 進展する地域統合と大名領国の再編
    ・戦国大名を動かしたものーエピローグ

    大変な労作である。現時点での集大成と言えるのかもしれない。総花的な感もあるが
    本書を読んで興味を持った部分を他書で補えばさらに理解が深まるであろう。

  • 東2法経図・6F開架:210.47A/R28r/5/K

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著者プロフィール

慶應義塾大学文学部非常勤講師

「2021年 『戦国遺文 真田氏編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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