中世村の歴史語り: 湖国共和国の形成史

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  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642077903

作品紹介・あらすじ

琵琶湖のほとりに、「共和国」を形成し「独立」を求めた中世の惣村=菅浦。そこに書き残された村史「置書」…。これを現代語に訳し、土地の権利と自治を巡る闘いの歴史を読み解き、中世の人々の生活に新たな光を当てる。

感想・レビュー・書評

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  • 「村」が「惣」として自治組織と独自の法をもって、ひとつの独立した運命共同体として成立する過程と要件が、実際の村の置書を通してわかります。
    一体何が、共同体を作るのか。「国」と対比してみるとおもしろいかもしれません。

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著者プロフィール

立教大学名誉教授。専門は日本中世史。
著書に『日本中世村落社会史の研究』(校倉書房、1996年)、『中世村落の形成と村社会』(吉川弘文館、2007年)、編著に『中世の紛争と地域社会』(岩田書店、2009年)、『日本中世社会と村住人』(勉誠出版、2021年)などがある。

「2022年 『むら人たちの生活モード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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