古代国家の土地計画: 条里プランを読み解く

著者 :
  • 吉川弘文館
5.00
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 10
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642083287

作品紹介・あらすじ

古代の土地制度は、碁盤の目と称される方格状の都市計画と、「条里」と呼ばれる方格網を基準とした農地管理を特徴とする。一町四方の地割と位置を示す条里呼称を合わせた「条里プラン」の成立と展開・改変過程を、残された国衙の台帳や土地証文、寺院の帳簿、荘園絵図、現在の地形などから探る。一部現在まで遺構の残る古代の土地プランに迫る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 奈良に住み始めてから、初めて条里制の痕跡が現在の土地の利用にも影響を与えていることが実感できたので興味を持ち始めた。

    『田令』によって規定されたと誤解していたが、どうやらさまざまな法令や運用などによって8世紀後半ごろに広く定着した土地利用制度らしい。

    複雑だが、面白いなあと思う。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

金田章裕:砺波市立砺波散村地域研究所長、京都大学名誉教授。1946年生まれ。京都大学教授、人間文化研究機構長などを経て、2018年より現職。専門は人文地理学。オーストラリア地域研究や日本古代の地理学研究に従事し、多数の著書を刊行(参考文献参照)。近著に、古文書や絵図、地形などから古代の壮大な土地計画の実態を探究した『古代国家の土地計画:条里プランを読み解く』(吉川弘文館、2017年)がある。

「2019年 『BIOCITY ビオシティ 80号 日本の美しいむら再発見! 水系散居村の歴史と景観』 で使われていた紹介文から引用しています。」

金田章裕の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×