まよなかの魔女の秘密: こそあどの森の物語2 (こそあどの森の物語 2)
- 理論社 (1995年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652006122
感想・レビュー・書評
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【あらすじ】
こそあどの森のスキッパーは嵐のあと、ふくろうをつかまえた。ところがふくろうは、自分はポットで、魔女のトメイトウにふくろうにされたと言う。ふたごのミルクとシナモン、スキッパーは魔女の力をなくす草の汁を作って…。
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こそあど森シリーズ第2巻です。今回はスキッパーとふたごが大活躍です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
他人からみたら、『負』の部分であろうことも、なくなってしまえば別人になってしまう。その部分もその人の一部なんだ、って。
そのまんまのトマトさんを愛してるポットさんが素敵。 -
≪県立図書館≫
魔女のお話は子供達は大好き。
誰が魔女なんだろう。
どうなっているんだろう。
子供達は待ちきれない様子で、私の朗読に耳を傾け
それに飽き足らず、自分たちで続きを読んでいた。
ちょっぴり怖くって、どきどきする、楽しいお話だった。
スキッパーの成長は目覚しい。
こそあどの森の魅力が、一層深まった。 -
魔女が誰だったかというところは予想がつくところだが、終わり方が岡田淳らしい。
本人が自覚しているかどうかは別にして、誰しも負の部分を抱えており、なくしてしまうと、その人らしさの大事な部分が消えてしまうんだよ、だから、折り合いをつけて生きていこうよ、という作者のメッセージ。
幼い子供向けだと、邪悪なものは退治されたり追放されたりしてしまいがちだが(また、それでよいと思うが)、共生しようという呼びかけがあるところが、中学年以上の子ども向けだと思う。 -
子供の頃大好きだった、そして今も大好きな岡田淳さんの名作シリーズ。
スキッパーみたいな森の暮らしにあこがれます。
冬にココアをゆっくり飲みながら読みたいシリーズ。
岡田さんの独特の温かみのある挿絵も大好きです。 -
親子で寝る前にこそあどシリーズを読んでいる。
こそあどの森に住む人みんなが、自分たちの家族のよう。それぞれの性格を知っているから、一つ一つのセリフが「その人らしいな」と感じられて面白い。 -
なんてかわいらしくて、愛にあふれたこそあどの森の人たち!
ふたごの悪気なさ、女の子らしい気の強さと、スキッパーのコミュ障wながらもなんとかより良い人間になろうと頑張ってる姿が微笑ましい限り。
スキッパーとふたごを見守るポットさんとトマトさん。その2人に大変な事件が!魔女からふたりをまもるスキッパーと、ふたりの本物の愛がキラキラと素敵な、なんていうか箱庭みたいなミステリー。
ああほんとに子供の頃に読みたかったよ、こういう楽しいお話を勧めてくれる友だちや大人が近くにいたらなぁ。。と、思いつつ、私がそうなれたらいいんだよと再認識している。いま。
そ、それにしてもすみれさんはこの事、知ってたのかな?最後までそこも迷宮入りだー -
まよなかの魔女の秘密 岡田淳 理論社
こそあどの森の物語2
この森でもなければ
その森でもない
あの森でもなければ
どの森でもない
この頭文字を並べて 《こそあど》の森と名付けたらしい
呼びにくい名前だね
このシリーズはミステリーもどきのストーリーで ナカナカのドンデンガエシがたのしめる
深い愛に守られている呪われた魔女の正体は?
人間の暮すこの世が冒険と発見と創造に満ちた パラドックスな環境だということを
一話ごとにさり気なく体験させてくれる展開も このシリーズの読みどころの一つだろう