スター・ガール

  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652071977

感想・レビュー・書評

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  • 人に好きになってもらうことって難しい。
    特にありのままの自分を好きになってもらうことは。スターガールのように自分を変えようと思えるくらい、好きでいられる人にめぐりあいたいなぁ。

  • 「あの子には、もう会った?」
    「あの子って、だれさ?」
    「スターガールだよ」
    レオ・ボーロックの通うハイスクールに突如現れた不思議な女の子、スターガール・キャラウェイ。髪の色は砂の色。生成りの白のロングドレスに向日葵柄の大きなキャンバス地のバッグ、背中にはウクレレを背負って、ランチルームでいつも誰かにハッピーバースデーを歌ってる。誰とも違うスターガールに皆、遠巻きに興味津々!だけどもちろん、それは好意的な視線だけとは限らない…。
    2020年映画化



    以下、ネタバレを大いに含む感想です。



    察しの悪い私は、最後まで読んで冒頭のヤマアラシのネクタイのことが分かり、それまで昂っていた感情が一気に爆発したのを感じました。
    スターガールが現れた瞬間から、私はすっかりこの女の子の虜で、大好き♡と思うと同時に、このお話の行き先が不安で仕方がなかったです。それほどスターガールは魅力的でありながらも、独特でどこにも馴染まない、馴染めない風変わり者で、これは一波乱あるに違いないとひしひしと感じていたからです。実際には一波乱どころか、どこまでもグサグサと刺さる出来事が続いて、読んでいて苦しい気持ちになりました。
    スターガールはその名の通り、星みたいな女の子で、遠巻きに瞬いているのを見ている分には素敵だけれど、近付くと眩しすぎて、作中にも描かれている所謂“ふつうの“人間には手に負えない流れ星みたいな子なんだなと思いました。流れ星が去った後に人々の中に残る希望に私はじんとなって、涙が止まりませんでした。
    大人になった私には、スターガールの希少性も個性もとても良くわかり、主人公に対して苛立ちすら覚えましたが、ティーネイジャーにはまだ分からない、気付けなくて失ってしまう儚さを感じました。
    集団の中で生きる難しさや個性が大事、そんなことを教育的に諭すお話ではなかったです。そんなものを通り越すくらい、お話に入り込めて、読後、言葉に言い表せない感情を持て余してしまう、心に残る大切な一冊になったお話でした。

  • 同僚の司書さんが高校生の時に読書感想文を書いた本だと聞いて読みました。

    一般的な評価も高いようですが、私にはあんまりでした。

    中高生にはいいのかな、とも思いますが、うちの娘はフットボールとチアリーダーが出てくる話をいくつか読んで、アメリカの学園物は読みたくなくなったそうです。

  • 10年以上前に読んだのに、今も忘れられない。
    もう大好き!
    オチに泣き、其の侭朝まで一晩中おいおい泣いたのも今でも良い思い出です。
    中学生くらいの、自分に悩んだり迷ったりする時期に読んでほしい。
    今読んだら感想は変わってしまうんだろうか。ちょっと気になる。

  • 小学生くらいの時に読んだ。全体の印象しか覚えていないが読み返してみたい本。

  • 私を作り上げた本の一つ。
    自分が自分であるためにもがく主人公とスターガールは、もがいて寄り添い合うたびに傷ついて。
    それでもお互いを大切にしあう気持ちを忘れなかったのがなんとも切ない部分。

  • 一番好きなラブストーリー。

    恋って、きっと、こういうものだ、と思った中学生のあの頃。
    心を空っぽにするシーンが大好き。
    いつかアリゾナの砂漠で、やってみたいなぁ。

  • 2007年6月12日
    スターガールは型にはまらない、個性的な女の子。でもその奇抜すぎる個性ゆえに、周りから無視される。

    無視されることを、「シャニング」っていうそうだ。

    これってアメリカの小説の翻訳だけど、アメリカの中高生も、無視とかするんだー。
    そんな陰険なこと、しないとおもってた(^^;

    みんなにシカトされて、何年か後にふつうに思い出せるのが、私にはできないことだと思った。

    自分らしくあろうということと、周りに合わせようということ。

    学校という社会では、それが両立しないんだよね。

    はやく学校なんか出て、社会に出られれば良いね。スターガール。

  • YouTubeでありアーティストのMICOちゃんが紹介してて探し回った。本屋さんではもう取り扱いしてないって言われて、取り寄せはもう出来なくて中古で一番良い状態のものを探してやっと手にした本。
    スターガール素敵な女の子だなって思った。人とは違うけど絶対そんなことされたら、言われたら嬉しいなって思うことを当たり前のようにできて。普通じゃないのがまたいいんじゃないかなと思った。

  • 私の親友からプレゼントされて、今も時々読んでいる本。

    自分らしく、自分のやり方で人をハッピーにしたいと願うスターガール。
    でもちょっと不器用で…
    切ない恋がキュンとします。
    いつもスターガールのように生きたいと思ってます。
    「アメリ」に似てます。

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