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- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652079812
感想・レビュー・書評
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良質な詩作だが,病的なものも感じる~わたしは生まれ故郷のモゲールにいて毎日半分灰色で半分白いロバのプラテーロと過ごしている。ある子ども達はわたしをバカにし,ある子ども達はプラテーロと遊びたがる。祭に出掛けたり,留守番をしたり,山で本を読むわたしの側で花を食べたり,ぶどうの絞り汁を運ぶロバを見たり,犬が撃ち殺されるのを見たり,花火に怯えたり,墓に詣でたり,捨てられたロバに石を投げるこどもの様子も見た~1881年スペインのアンダルシア地方に生まれた作者が17歳で詩作の才能を認められたものの,精神を病み,故郷で静養していた20台の前半に書いた詩の数々。常にロバのプラテーロに語りかける。静かにゆっくり味わって読む人に詩は向いているのだろう・・・という訳で今の私には向いていない
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