西遊記<13> 風の巻 (斉藤洋の西遊記シリーズ)

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  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652203118

作品紹介・あらすじ

玄奘三蔵の一行が立派な寺に近づくと、それはニセもので、孫悟空は鐃鈸(にょうはち)の中に閉じ込められ、三蔵は連れ去られてしまう。悟空は極小に変身して、鐃鈸の隙間から抜け出すと、天界へむかい、妖怪の正体を突き止める……。沙悟浄の化け物退治を描く一話を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 悟浄の見せ場のある巻やったけど、もーーーちょっと活躍させてもいいのでは!!!いやそんなもんか…そんな強くないもんな…
    あと玉竜ももっと見せ場欲しいよなーーー。この玉竜、人型にもならなければ喋りもしないから見せ場少ない。

  • 旅は続く……。

  • やっと13巻まで読んだ、と思ったけれど、まだ完結していない。あと何年かかるだろう。楽しみに待っている。

  •  さてさてお待ちかねの新刊です。目的地の西天大雷音寺がどうやら近づいて来ているようで、ところどころにその気配が感じられます。あと何巻なのでしょうか。あと何年かかるのでしょうか。
     この長い旅を通して孫悟空は随分と成長しました。これまでに起こったいろいろな出来事を踏まえて自分のことも三蔵法師のことも客観的に見、冷静に対応する場面が目立ちます。その一方で全然成長が感じられないのは三蔵法師です。初めの方の巻で弱々しいキャラクターとして登場した時は、これが旅で胆力をつけたりするんだろうか、と思っていましたが、孫悟空への信頼というより依存は時が経つにつれ増しながらも、ちっとも成長している感じがしません。悟っていない人間臭さが目立ちます。そんなのでいいのでしょうか。その点で、猪八戒は成長しなくて全然問題ないですね。その調子でお願いします。沙悟浄は、、かっこよかったです。でももうちょっとさらに沙悟浄の活躍が見たかったです。
     お話は、今回も二本立てで、ともにシンプルな王道の妖怪退治です。特に楽しめたのは二本目でした。そしてその中でも特にテンションがあがったのは挿絵ですね。このシリーズの挿絵はいつもいいんですが、その中でも特にかっこよすぎる挿絵で、子供と一緒に盛り上がりました。その二本目の方ですが、なんだか変な謎をあえて残した終わり方をしています。この謎は後続の巻への伏線になっているのでしょうか。ちょっと中途半端な感じです。

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著者プロフィール

1952年、東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。1986年、『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、同作でデビュー。1988年、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞受賞。2013年、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞受賞。「どうわがいっぱい」シリーズの作品に、「もぐら」シリーズ、「ペンギン」シリーズなどがある。

「2022年 『がっこうのおばけずかん シールブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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