- Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652203675
作品紹介・あらすじ
商店街の福引で幸介が当てたのは、「神様の卵」。やがて神様の誕生を迎えると、願い事が叶い放題だと喜び、お母さんと一緒に願望をぶつけるべく、いわば赤んぼで手間がかかる神様のお世話に明け暮れる。神のご加護はあるのか?
感想・レビュー・書評
-
かみさまのボンテンが、ふわふわもふもふしていて、とってもかわいい!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
商店街の福引きで幸介は、特賞の「かみさまのたまご」を当ててしまった。
半信半疑でたまごを育ててみると、「ボンテン」なるかみさまが生まれた!
きっとこのボンテンが、いろんな願いを叶えてくれるハズ…!!と期待していた幸介とおかあさんだったけど…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
絵がたくさん入った児童書で、小2〜小3くらいから読める。
たまごから生まれたこのボンテンちゃん、ほんっとうにかわいく、しかもなかなか道理の通ったことをいうので、身につまされてしまう幸介とおかあさんと読者(わたし)であった…
ボンテンに対してあまり関心を示さなかったおとうさんが、どうしてそんな態度をとっていたのか?も、後半にわかるし、その理由にも納得だ。
廣嶋玲子さんの他のシリーズでは、主人公がふしぎな力の使い方をあやまってしまい不幸になるラストの話もある。
でもこちらの「かみさまのベビーシッター」は、最初からほんわか、わちゃわちゃした雰囲気でとてもたのしく、あっという間に読めてしまった。
主人公の幸介くんもとても素直で優しい子なので、ボンテンが願いを叶えてくれなくても、ひねくれたりはしない。
(廣嶋さんの他のシリーズでは、そういう展開になると主人公がひねくれてしまい、結果ひどい目にあってしまうことが多いので、本書がほんわかしているのは幸介のおかげとも言える)
絵も、現代的なアニメ絵もではなく、それでいてどこか懐かしさのあるやわらかな絵柄で、わたし自身が小学生の頃に読んだ児童書の絵の思いだした。
でもけして古くさいというわけではなく、今の時代にも合ったあたたかな絵柄だとおもった。
しかしそんなわちゃわちゃの中にも廣嶋さん、「神さまになんでもかんでも願えばいってもんじゃないんだぜ☆」ということも、教訓としてしっかりと入れてきている。
続刊が3巻まで出ているようなので、ボンテンちゃんもかわいいし、そちらも読んでみようとおもう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3.4年。くじで当たったかみさまのたまご。育ててみると可愛いふわふわのぼんてんがでてきた。手のかかるかみさまのお世話をしながら送る、仲良し家族の楽しいお話。キャラクターは癖が強すぎず、優しい性格で癒される。
-
ボンテンはさすがかみさまです。あまえんぼうでもいいこと言います。
-
たいへんそう…だけど、やってみたい…!!
-
楽をしたいから神を頼ってはいけない。心からだれかのために願えば神は願いをかなえてくれる。
-
さらっと読めた。ボンテンがかわいい。かみさまなのに、手がかかるし願い事の叶え方も斬新だけども。努力もせず願ってもだめ、か。神頼みってなにかとしたくなるけど、けっきょく自分で乗り切るしかないんだよな。
でもとりあえずボンテンかわいかった!抱っこしたい…! -
商店街の福引きで特賞が当たり
「かみさまのたまご」をもらった幸介
生まれてきたのはぬいぐるみのような生き物だった
「おぬしが、われの乳母(めのと)?」
「あの……かみさま、ですよね?」
「そうじゃ。われはボンテン。よろしくな、乳母よ」
こどものような声、おかしなことばづかいをするかみさまに
願いをかなえてもらおうと一生懸命お世話をするけれど……
大ヒット『銭天堂』のTVアニメ化が決定
廣嶋玲子が放つ新シリーズ、2020年4月刊
ストーリーの妙にひきこまれながら
「幸せ」ってなんだろうと考えさせてくれる
ルビのない漢字も2年生レベルで、低学年からたのしめる創作絵童話 -
ボンテンさま、ワガママであまえんぼで小憎たらしいのに、あ~~~~~~~~~~~~~~~もうかわいいね…(イライラ)ってなるから不思議だ…