トーマス・マン ショートセレクション 道化者 (世界ショートセレクション 19)

  • 理論社
3.67
  • (1)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 63
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652204146

作品紹介・あらすじ

「ヴェニスに死す」で知られるトーマス・マン短編集。ノーベル文学賞受賞作家でもあるドイツの文豪、トーマス・マン。19歳でのデビュー作「墜ちる」を含む、主に若かりし時に執筆した選りすぐりの短編五編。自身の体験が色濃く投影された作品群は、人物像に迫る意味でも興味深い。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 世界ショートセレクション | 株式会社 理論社 | おとながこどもにかえる本、こどもがおとなにそだつ本
    https://www.rironsha.com/book/tag/short_selection

    (メンテナンス中)ヨシタケシンスケページ
    http://www.osoraku.com/

    トーマス・マン ショートセレクション 道化者 | 株式会社 理論社 | おとながこどもにかえる本、こどもがおとなにそだつ本
    https://www.rironsha.com/book/20414

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      ドラ小瓶さん コンニチハ
      ありゃ、、、うーーーん「告白」読まれているなら何でもOKのような気もしますが取り敢えず
      「山猫珈琲 」(上...
      ドラ小瓶さん コンニチハ
      ありゃ、、、うーーーん「告白」読まれているなら何でもOKのような気もしますが取り敢えず
      「山猫珈琲 」(上下2巻)双葉文庫
      「望郷」文春文庫
      「Nのために」双葉文庫

      猫がお薦めする時の最近の基準は、文庫である事。
      順番は①エッセイ②短篇集③長編です。。。
      2021/10/10
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      ドラ小瓶さん
      ニャー
      ドラ小瓶さん
      ニャー
      2021/10/10
  • 朝日新聞で当たりました。ヨシタケケンスケさんの絵が可愛い。
    2021.9月発行

  • 表題作の『道化者』は特に、私小説的。うだうだしてる。
    でも、うだうだぐるぐる系の私小説なら、みんな大好き梶井基次郎の『檸檬』とか、日本人作家の作品の方が私的には、しっくりと来て好きだな、と思う。湿度感でしょうか。

    『堕ちる』は、ドラマチックで楽しいけど、(その時代にどうだったかはさておき)あまりにもありきたりで結末が見える話だった上に、エピローグ部分が説明的に過ぎて全体を損っている気がした。
    「女が今日は愛のために堕ちたって、明日は金のために堕ちるってことだよ」とか言うセリフには、なんかこう、がっくりきた。
    そんな余計に説明的に喋らせないで、すぐに「もはや『好青年』の面影はみじんも残っていなかった」で終わらせた方が、「男だって女と同じように堕ちるべきじゃないか」に対する応答としても、読者側に解釈が委ねられる幅があって良いのにと思う。
    文豪に失礼かもしれないけど、本人が「未熟」としたデビュー作だったという後書きに、さもありなん、と思てしまった。

    『鉄道事故』は好き。事件と共に垣間見られる人間の諸相。

    ヘッセは(昔に)結構読んだのに、トーマス・マン読んでないのもねぇー、ぐらいの感じでお試しに読みましたが、きっとしっかり中・長編読まないと駄目なんでしょうね。そのうち気力が出れば。

  • 2021.12.26市立図書館
    新聞の子ども読書欄に載っていたのを見て借りてみた。学生時代の時間がたっぷりあったときに読破した思い出の「魔の山」「ブッデンブローク家の人々」など長編でしられるトーマス・マンの、デビュー作も含む短編集。
    「神童」「道化者」「堕ちる」「鉄道事故」「逸話」の5編。
    自身の来歴と重なる部分も少なくなさそうな「道化者」は、あ、なんかちょっとわかるぞ、という感じ。「堕ちる」や「逸話」は女性を崇拝した果の悲喜劇で(今なら推し活などと通じる雰囲気も)、これは読んだことがある、ちくま文学全集辺りだろうか、と当たってみたけれど、そこにはみあたらず、新潮社のトーマス・マン全集で読んだのかもしれない。(1年間のNZ研修中、時間だけはいっぱいあって、大学の図書館になぜか揃っていたマンの全集と漱石全集を端から読破していた)

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

【著者】トーマス・マン(Thomas Mann)1875年6月6日北ドイツのリューベクに生まれる。1894年ミュンヒェンに移り、1933年まで定住。1929年にはノーベル文学賞を授けられる。1933年国外講演旅行に出たまま帰国せず、スイスのチューリヒに居を構える。1936年亡命を宣言するとともに国籍を剥奪されたマンは38年アメリカに移る。戦後はふたたびヨーロッパ旅行を試みたが、1952年ふたたびチューリヒ近郊に定住、55年8月12日同地の病院で死去する。

「2016年 『トーマス・マン日記 1918-1921』 で使われていた紹介文から引用しています。」

トーマス・マンの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宇佐見りん
ヨシタケシンスケ
ヨシタケシンスケ
凪良 ゆう
ヨシタケシンスケ
凪良 ゆう
辻村 深月
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×